映画好きが集うコミュニティイベントCINEPARAをご存じでしょうか?

まだまだ終わらない夏、8月31日に開催された21回目となる本イベントでは、
BSSTOとのコラボ企画として、「ショートフィルムって面白い! 知って観て話す夏の終わり」をテーマに、ショートフィルムの上映、トーク、プレゼン、体験と盛りだくさんの内容で展開されました。
このコラムではそんなイベントの模様をレポートします。

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「CINEPARA美術館」のエントランスがお出迎え

今回のイベントは「短いからこそアイデアが際立ち、余韻が濃く残る」ショートフィルムの魅力を、みんなで体験・共有する特別回。

会場入口や受付前には、映画ポスターや映画グッズなどを飾りつけて写真スポットが用意され、「CINEPARA美術館」としてスタッフや参加者のイラスト・コラージュ作品が展示され、映画好きならではのアート空間を楽しみました。

映画好きがワクワクするように、とスタッフの心意気が感じられます。

「自分もあの主人公になりたかった」上映後の感想シェアがまた楽しい

オープニングではBSSTOセレクトのショートフィルム『フォーチュンクッキー』を上映しました。

SFの要素とハートウォーミングな部分があって良かった

占い版「ガダカ」みたいな設定で面白かった。主人公の悩みも伝わった

ショートフィルムは一瞬のカットやセリフを逃すと内容が分からなくなりがち。そういう経験も含めて面白かった。

SFぽい味付けとささやかな結末、一抹の悲しさ。

観ながら、ミスチルの「彩り」を思い出しました。どんな仕事でも他者を笑顔にするチャンスがあるんだなあと思いました

視聴後のアンケートでは4.2点(5点満点)の高得点も獲得。
「短編映画だからこそ残る余韻」「長編にはない凝縮感」など、多くの気づきが語られ、各々が感じる感想、そして一緒に観た人たちがそれぞれに述べる感想と、まさに“二度楽しむ”時間となりました。

やっぱり好き!A24映画や熱いアジア作品をマッピング 思いの丈を語り合える幸せ交流トーク

その後、CINEPARA恒例の映画好き同士の交流トークを実施。事前アンケートやスタッフアイデアから選ばれたテーマ卓に分かれました。

映画好きに行ってほしいイベント&美術展や最近観たおすすめ映画、ホラー映画特集のほか、おすすめA24映画のテーマ卓では、『aftersun/アフターサン』『パスト ライブス/再会』『関心領域』などが紹介され、それぞれの魅力や最近のA24グッズについて語り合いました。

泣きたい時に観てほしい映画の卓では、『バジュランギおじさんと小さな迷子』『ダンガル』『今度は愛妻家』などが挙がり、それぞれの感動ポイントを共有。また、「自分は全然泣けないんですよね」という参加者もいて、そもそも“泣ける/泣けない”についても意見が飛び交いました。

おすすめアジア映画の卓では地図を使ってマッピングする場面も。

トーク以外にも「最近観た映画お絵描きクイズ」卓では、『スーパーマン』『シン・仮面ライダー』『ザ・モンキー』などをお互いに描いて出題。参加者同士で答え合い、映画好き同士ということもあって全問正解だったとか。

「最近観た映画サントラクイズ」卓では、最初に有名映画曲のサントラクイズを2〜3問出題。
その後、『ザ・コルダのフェニキア計画』『RENT』『オーメン』などの曲を聴きながら雑談し、カフェのようにゆったり過ごしました。

このほか、「オリジナルコラージュ作品作り」卓もあり、会場のあちこちで笑顔と映画愛が溢れていました。

ときにはライブ会場のごとく盛り上がるプレゼン大会

イベント後半では恒例のプレゼン大会を実施。ときには会場がライブのように盛り上がり、観客席からも思わず拍手が起こる、熱量たっぷりの企画。

今回のテーマは「夏の終わりに野外シネマで観てほしい映画」。
抽選で選ばれた5名のプレゼンターが、熱い想いを3分間に込めて発表。
参加者は真剣に耳を傾けたり、笑ったり、感嘆したりと、大いに盛り上がりました。

まだまだ話したい!聞いていたい!そんな名残惜しさを感じながらも終了したCINEPARA 21。
次回はどんなテーマで、どんな面白い映画話と出会えるか。映画好きでよかった!と思えるそんな素敵なイベントに、ぜひ皆さんも参加してみてください。

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