ずんだもん語りの 百物語 第九夜

第41話 闇からの歌声大阪府MMさん 大育館屋内で1番人の集まる場所。そこで は時折り不思議な出来事が起きます。あれ は昨年の文化祭の前日でした。私は文化祭 の実行委員でその日は翌日の準備で遅く まで学校に残っていました。その時に体験 した少し変わった話なのですが。 [音楽] 文化祭の準備も終わり。私と友達が帰ろう とする頃には外はすっかり暗くなってい ました。時刻は確か8時を回っていたと 思います。私たちが作業していた校舎は 体育館のちょうど裏側にあり、正門に 向かうには体育館の横を通らなければなり ませんでした。私たちはおしりをしながら 正門に向かって歩いていました。部活動も 終わってしまったせいか体育館はシーンと 静まり返っていました。 体育館から歌声が響いてきました。それも 明りのついていない真っ暗な体育館から 私たちは不思議に思い、そっと中を覗いて みました。 [音楽] 育区間の中では15人くらいが舞台の上で グリーンスリーブスを合唱していました。 指揮者の指示に合わせて綺麗なハーモニー を奏ています。練習してるんだよ、きっと 。文化祭で歌うたし。グリーンスリーブス を なんかダさいね。 私たちが聞く限りその歌声は生徒の声では なくらしき大人の声でした。以外は特に気 になるようなことはありませんでした。と いうより文化祭の前日だったのでその光景 がおかしいとは思えなかったのです。 私たちは気にせずドアを閉めました。 体育館の横を通りすぎるとすぐ正門が見え ます。しばらく行くと友達は思いついた ように立ち止まりましたね。 さっき育館で合唱してた中で知ってる先生た。 え、改めてそう聞かれると確かに知っている先生は 1 人もいませんでした。担任の先生も合唱に参加すると言っていたのですが。 まさかねえ。 帰ろ。なんか怖い。 あ、待ってよ。なんだか急に怖くなって私たちは走って家に帰りました。 そして翌日、 昨日の出来事が気になっていた私は他の 実行委員や友達に聞いてみたのですが、 知っている人はいませんでした。帰りには みんな退育館のそばを通ったというのに 結局はっきりとしたことは分かりません でした。とにかくその日に披露される先生 たちの合唱を聞いて確かめてみるしか手は ありません。私たちは退育館に行って 確かめることにしました。確かにその日 退育館の日程には先生方の合唱がありまし た。でも歌っている人たちは私たちがよく 知っている先生方で曲も全く違うものでし た。幻だったのかもしれません。でも私と 友達が見たあの合唱団は確かに歌っていた のです。 この曲がリーンスリーブスだと判断できるくらいはっきりと。 後で担任の先生に聞いたのですが、文化祭の前日は特に合唱の練習はしなかったです。だとしたら私たちが見たものは全く検討がつきません。 あれ 以来、あの合唱団の姿を見ることはありません。もしかしたら今度はあなたの学校で歌うかもしれません。幻のグリーンスリーブスを。 [音楽] 第42は 心霊減少マップ。 まさかどの首塚 平の正かどの怨念は現代も様々に形を変え て語り継がれ恐れられています。諸説ある 正門どの最後の1つは頭をに犬抜かれ京都 で首を跳ねられ さらし物にされてもなおその首が胴体を 求めて関東に被したというものです。それ によると首はごと我が体 にありやこの所に来たれ首で1戦 と埋めいていたそうです。そしてその首が 落ちたのがこの首塚の場所なのです。 都会の真ん中にありながら誰も触れること のできないこの空間はまるでそこだけ時間 が止まってしまったかのように静かです。 カメラマンの田さんは仕事でこの首塚を 取ることになり、撮影の支度を整えると 地図も持たずに首塚に向かいました。彼の 事務所は銀座にあり、まどの首塚はすぐ 近くなのです。しかし何度も首塚の近くを 通ってその場所は完全に頭に入っている はずなのになかなか首塚にたどり着かない のです。自分の庭のように熟地している 場所で彼は道に迷ってしまったのです。 まるで首塚にたどり着くことを誰かに妨害 されているように 結局撮影は無事に終えたのですが田代さん は撮影中ずっと誰かに監視されているよう な気がしたそうです。この首塚には近寄り がいがあるのでしょうか?過去にGHQが この首塚を取り壊そうとしたことが何度か あったらしいのですが、工事に 取りかかろうとすると犠牲者が出るので ついには諦めたそうです。国内最大の音量 の地田に残る正門どの怨念がここに渦まい ているのです。 の方で地下鉄大手町駅より約1分大手町 交差点付近にあります。 [音楽] 恐怖 雰囲気後 目的レイ4 呪われド トータル語 ビルに囲まれたい次元空間ここはかなり やばいです。 第43話 [音楽] 道行2人の女性兵庫県niさん、 これは私のお店で働いている、あ立ちさん から聞いた話です。宮城さん、新庄さんの 2人を連れてドライブをしていた時のこと でした。 あ立さんたちは夜7時頃に集まり、六光 さんまで夜景を楽しもうと山合いの道を 走っていました。この途中会話も途切れ 始めた時のことです。ヘッドライトに一影 が伸びてきました。あ立ちさんはアクセル を緩めてゆっくりとその一影に近づきまし た。ヘッドライトの明りは徐々にその影の 姿を映し出しました。 車の前を歩いていたのは高校生くらいの 女の子でした。おい女だ。止めろ、止めろ 。分かってるって。 [音楽] 少しドライブに飽きていた3人は車を止め てその女の子たちに声をかけました。自分 たちの年も考えず軽い気持ちでナパしたの です。女の子たちは3人の誘いに答え新庄 さんを挟むように神部座席に座りました。 そして5人の乗った車は再び走り始めたの です。車の中はさっきまでとって変わり 明るく楽しい雰囲気に包まれたそうです。 男性3人はそれはもうおはしゃぎでした。 でもここでおかしいとは思わなかったの でしょうか? どうしてこんな真夜中に若い女性が 2人きりで山の路上を歩いていたのかを。 車は夜の山道を走り続け、目的地まで残り 5kmのを走っていました。車内は異様な ほど静まり、エンジン音だけが響いてい ました。それもドライブ特有の時折り 見せるしさとは全く違うのです。足立さん はおかしいなと思い、バックミラーで後部 座席を見ました。 後ろに座っていた新庄さんはうろな目をし て黙っていました。 そして両脇にいた女の子たちは顔にヒが 入ったかと思うと皮膚が避け始め。 歯は抜け落ち。 顔中の毛穴から血が吹き出し、最後に眼球がシートに落ちました。それはもう人間とは呼べません。していた、あ立ちさんと助席に乗っていた城さんはすぐに車から飛び出しました。しかし新庄さんだけは降りてきませんでした。 [拍手] [拍手] 2人は今にも遠く逃げ出したかったのです が、新庄さんが心配になり、恐る恐る車に 戻りました。すると 車には女の子たちの姿はなく、新庄さん だけが残されていました。車が無傷にも 関わらず彼は全身に強い圧迫を受け骨と 鎖骨を複雑骨折。体には無数のガラスが 突き刺さっていたそうです。それはまるで 交通事故にあったかのような姿だったそう です。 [音楽] その車の中では一体何があったのでしょう か?現在新庄さんは復調して元気に働いて いますが、その時のことは未だに思い出せ ないそうです。 皆さんもよし、や年齢だけでむやみにナパ などしない方がいいかもしれませんよ。 特に真っ暗な山道ではご注意を。 第44話 [音楽] の人形北海道匿名希望 私はよく悲縛りにかかります。最近はその 回数も大きくなり、悲縛りの直前になると 自分でも分かるようになってしまいました 。この体験をした時も私は悲縛りが来る ことに気がついていました。でも結局何も できないまま眠りに着いたのです。 金縛りというものは何度体験しても慣れる ということはなく、特に悲縛りが来ると 分かってレッドに入る時は嫌なものです。 とあえ数多い経験から私は悲縛りにかかっ た時は目を閉じて何も考えないようにして います。これが1番効果があるのです。 しかしその日はちょっとした異変が起こっ たのです。レッドに入った直後予想通り 悲縛りにかかったのですが。 あれ?目が閉じられない。こんなことは 初めてのことです。 体は全く動かないのに目は周囲のものを 見回すことができるのです。どんなに 頑張っても目を閉じることができません。 私は今まで味わったことのない恐怖に心臓が張り裂けそうでした。 [音楽] 部屋の扉が開く音が聞こえました。廊下からこちらの方へ何かが近づいてきます。私はそれが母だと信じて必死に心の中で助けを求めました。 さん助けてに来てお願い。 [音楽] え、 闇の中にぼっと浮かび上がった影は私の母 ではありませんでした。その影は薄べ色の 着物を着た子供だったのです。 私は乾き切った瞳でその子供を見つめてい ました。 迫りくる恐怖に耐えようと必死にお経を唱えながらモア網だ仏は編み どのくらい時間が過ぎたのか分かりませんがしばらくすると急にまぶが閉じて目の前が真っ暗になりました。そして次に目を開けた時にはすでにその子供は部屋から消えてしまったらしく、悲縛りも溶けていました。 翌日、私は母にその体験を話しました。母 は私が何度も悲縛りに会っているのを知っ ていたのでさほど驚きもしませんでした。 でも私は昨日の異常とも思える現象を 考えると母に訴えずにはいられませんでし た。母は私の気持ちが分かったのか頷く ように祖母を呼びました。 というのも私の祖母は霊感の強い人で普段 からA現象の相談に応じたりしているから です。方法は相談者の手を取って目をつる だけなのですが、 祖母にはその人の抱えている霊の姿や 気持ちが分かるのです。私はそもに悲縛り のことや昨日の夜に出た子供の霊のことを 詳しく話しました。すると祖母は慣れた 手付きで私の手を取り静かに目を閉じまし た。 くらいった頃でしょうか。祖母は思い口を開きました。 フーム。なるほどね。こりゃ昨日私のところにも来た子だよ。 私は驚きながらも祖母の話に耳を傾けました。祖母の話によると祖母が眠りに着いた午後 [音楽] 11 時頃突然体が痒くなり何度も目を覚ましたそうです。 誰だい?お、こりゃ可愛い。何か用があるのかい?聞いてあげるからお話よ。そしてここから出して。 あら、かわいそうにね。 それからね、早くおばあちゃん。 私は祖母をせかして話の先を急忙がせました。それが何なのか知りたくてすると祖母は優しく微笑み、私の後ろにあると棚を指びさしました。 そこを開けてご 私が半神半理と棚を開けるとなんとそこから昨日の夜に私の部屋に出た子供とそっくりの薄べ色の着物を北に本人形が出てきたのです。 [音楽] 祖母が言うには何の因か疎の人形は水コレがついていたらしく、戸だから出してくよすれば大丈夫ということでした。私は早速戸棚から人形を出しそに手渡しました。 [拍手] おや、こんなところに虫が通りで早く出して欲しいわけだね。 祖母は人形の背中を見て死んだ虫がいるのを見つけました。そして至るように虫を取ってあげたのです。 [音楽] [拍手] こうしてその人形は苦用された後、私の 部屋の本棚で今もずっと静かに佇んでい ます。私の部屋の守り神として [音楽] [拍手] 皆さんの家の戸棚の中には苦しい思いをし ている人形はいませんか?早く出してあげ ないと怖い思いをするかもしれませんよ。 第45話は [音楽] 追道式大阪府匿名規模 普通霊的な体験というのはそこに合わせる 人数は少数であることが多い。しかしこの 場合同時に体験している人数が前行生徒 数百人という非常に珍しいケースだと 言える。 それは大阪のある高校の出来事で、その 高校では毎年学校の総死者の名日に追と いう行事が行われる。事件はその日に 起こった。 この追式は先立たれた方々に学校の近況を 報告するもので特別に宗教的な意味はなく お坊さんが来ることも分かった。最談には 総死者の肖像画と共にその年に亡くなった 学校関係者の写真などが飾られる。その年 は卒業を間近に病気で亡くなった生徒の 写真が置かれた。ここ数年生徒の写真が 語られることはなかったせいかその生徒の 写真は目立っていた。 次に校長先生からお話があります。 続いて校長が最団に近づくと生徒たちがいる場所の明りが消え、最団だけが白くぼっと浮かび上がった。 [音楽] 校長が話を始めてしばらくすると妙な音が聞こえてきたく小さな音だったのでそれを聞いた生徒も最初は自分の気のせいだと思っていた。 しかし音が大きくなるにつれ気のせいではないことが分かった。場内にいる全員がめき始めた。 [音楽] 静粛に 死はやめなさい。 [音楽] たまらず校長は話をやめて生徒たちに注意をした。その音は場内にいたほとんどの生徒たちに聞こえていたねえ。ほらあれ?あ、本当だ。 [音楽] 俺にも見える。あれ?一体何? あれって?もしかすると 祭団に飾られている写真の横におっと白く揺らめくような影が浮き上がった。 一瞬場内の時間が凍りついた。そこにいた生徒全員はその瞬間全く同じ現象を見ていたからである。不思議なことに恐怖感はなかった。 写真の人だね。今年なくなった3年生の なんか涙みたいで悲しそう。生徒たちの心 に何か温かい感情が湧き出し、そのうちの 何人かは涙を流していた。多分最談の写真 の生徒と仲が良かった生徒なのだろう。 やがて白い人影は静かに消え、総然とした 追も終わった。前方生徒の前に現れたのは 最後の別れを告に帰ってきた生徒の例だっ たのだろう。 その後亡くなった方々の死を痛むこの学校 の追道式という儀式が心からのセレモニー になったことは言うまでもない。 [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [音楽] [音楽]

ゲームDEシネマページ
https://www.youtube.com/@DE-fx4cg
リストから一気見も出来ます(#^.^#)

収録怪談
闇からの歌声
将門の首塚(大手町)
道行く二人の女性
闇の人形
追悼式

ゲームジャンル サウンドノベル
対応機種   PCエンジンSUPER CD-ROM2
開発元     ハドソン
      ソフィックス
発売元     ハドソン
プロデューサー 井上佳典
ディレクター 西谷衆一郎
デザイナー   鈴木茂
プログラマー 後藤誠
 音楽    阪本志崇
 美術    増田祐司
シリーズ   百物語シリーズ
 人数    1人
メディア   CD-ROM
 発売日   日本 1995年8月4日
 その他   型式:HCD5077

『百物語〜ほんとにあった怖い話〜』(ひゃくものがたり ほんとにあったこわいはなし)は、 
1995年8月4日に日本のハドソンから発売されたPCエンジンSUPER CD-ROM2用アドベンチャーゲーム。

百物語を題材とした作品であり、ホラー漫画雑誌『ほんとにあった怖い話』(朝日ソノラマ)に寄せられた一般投稿による実話怪談を元にした文章に背景と効果音を使用したサウンドノベル形式となっている。
怪談の語り手として知られるタレントの稲川淳二が監修を行っている。

開発はハドソンおよびソフィックスが行い、プロデューサーは後にゲームボーイ用ソフト『ボンバーマンGB3』(1996年)を手掛けた井上佳典が担当、ディレクターは後にNINTENDO 64用ソフト『ラストレジオン UX』(1999年)を手掛けた西谷衆一郎が担当、企画・演出はPCエンジンSUPER CD-ROM²用ソフト『ネオ・ネクタリス』(1994年)を手掛けた鈴木茂が担当、音楽はPlayStation用ソフト『ジャンピングフラッシュ!』(1995年)を手掛けた阪本志崇が担当している。

後に続編となるセガサターン用ソフト『古伝降霊術 百物語〜ほんとにあった怖い話〜』(1997年)が発売された他、iPhone用ソフト『恐怖・百物語』(2009年)が配信された。

== 出演者 ==
稲川淳二
木村安城
阪本葵
山の海
大黒陽子
高橋永
浅川真弓子
白鳥エミ
大和百合
タクヤ&タイチ
要永シゲ
星野正歩
瀬尾葉子

スタッフ
プロデューサー      井上佳典
ディレクター       西谷衆一郎
企画・演出        鈴木茂
 映像監督        菅田一寿
 美術監督        増田祐司
 プログラム       後藤誠
アクション監督      金田治(ジャパンアクションクラブ)
  撮影         田口久徳、三浦英彦、狩野裕昭
 特殊合成        柏原聡介
幻想絵画・原画      真壁廉、加園誠
  操演         羽鳥博幸
  構成         杉山勝彦
音楽・効果音       坂本志崇
音楽音響作成監修     ティーズミュージック
 立体音響制作      ボディソニック(株)
テクニカルアドバイザー  沢口岳志
アシスタントディレクター 桝谷裕一、田坂拓哉
  広告         半田由紀子
スペシャルサンクス    荒井弘二、久保久、中田伸一、石川雅子、内田努
  協力         川田和加子、松沢忍、和久井栄子
 関係各社       (株)ソフィックス、朝日ソノラマ刊「ほんとにあった怖い話」より、(有)オフィスガン、ティーズミュージック、MOVOアートワーク、(有)ミウ、ミットスタジオ
  監修         稲川淳二

生成した音声は、「VOICEVOX:ずんだもん,四国めたん,春日部つむぎ」

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