K―POP男性グループとしてデビュー最速となる東京ドーム開催を発表した「RIIZE」の(左から)アントン、ソヒ、ウォンビン、ウンソク、ショウタロウ、ソンチャン(田中聖太郎写真事務所)
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 K―POPの男性グループ「RIIZE」が13日、日本アリーナツアーの東京公演を国立代々木競技場第1体育館で行った。このステージで、来年2月21日から3日間にわたる初の東京ドーム公演の開催をサプライズ発表。K―POP男性グループとしてはデビューから史上最速となる2年5カ月で、日本最大規模の会場にその名を刻むことになった。

 朗報がもたらされたのはアンコール中。この日、24歳の誕生日を迎えたソンチャンを祝福した後、ステージが暗転。LEDビジョンに、これまでの軌跡を振り返る映像とともに「TOKYO DOME」の文字が映し出されると、約1万1000人の観客で満員の会場は大きな歓声に包まれた。ソンチャンは「記憶に残る誕生日になりました」と喜びをかみしめ、ショウタロウ(24)は「ファンの皆さんのおかげです!」と感謝を伝えた。

 東方神起らと同じ事務所に所属し、2023年9月にデビュー。現在までに全世界向けで発売した3作品全てがミリオンセラーを記録している。日本人にも親しみやすいポップスを基調にした音楽性が魅力で「Boom Boom Bass」「Get A Guitar」はTikTokのダンス動画で大きな話題となった。

 今回のライブは、グループ初の世界ツアーの一環として開催。韓国やシンガポールなどのアジア圏に加え、北米など22都市を巡る。日本では5都市11公演で計13万5000人を動員。この日はウォンビン(23)がコンディション不良によりパフォーマンスの時だけ着席したが、東方神起の「Hug」のカバーや日本デビュー曲「Lucky」など全26曲を披露。約3時間のステージで火柱やレーザーなど多彩な演出もふんだんに詰め込んだ。

 先月、事務所の合同ライブで立った東京ドームのステージで「いつか自分たちの力で立つ」と誓っていた6人。ENHYPENが持つデビュー2年10カ月の記録を上回る快挙となる。ショウタロウは「パワーアップしたステージを見せます!成長してまた帰ってきます!」と呼びかけ、会場から大きな拍手と歓声が送られた。 (高原 俊太)

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