公開日時 2025年09月14日 05:00

自然の大切さ、曲に乗せ 森の中で音楽祭 国頭アスムイハイクス
出演者のShinBowさん

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琉球新報朝刊

 【国頭】国頭村宜名真にある「アスムイハイクス(旧大石林山)」を運営する南都は8月10日、同敷地内で自生する一番の巨大ガジュマル「ウガンジュガジュマル」前のステージでガジュマル音楽祭を開催した。
 「安須森(あすむい)」は、琉球開闢(かいびゃく)神話に登場する神・アマクミが最初に造った御嶽とされ、このほど国指定名勝に追加された。南都では、貴重な文化財として山の美しさや背景を発信している。
 音楽祭は「山の日」に合わせて開催。自然の大切さを再認識し、この環境を未来へ守り伝える意識を育むことを目指して開催した。
 当日は、村内外から約100人が来場した。普段はなかなか味わうことができない、夕暮れ時の森の中での音楽ライブを体験し、昭和歌謡や沖縄音楽を満喫した。
 出演は、琉球新報アンバサダーで、アコーディオン奏者の山原麗華さん(那覇市)と唄・三線活動するShinBowさん(本部町)の2人。個性あふれる舞台で盛り上げた。
 冒頭、アスムイハイクスの高橋巧事業所長は、旧大石林山から名称が変更になった経緯や音楽祭の開催について説明し「この風光明(めい)媚(び)な森での音楽祭を、ゆっくりと楽しんでほしい」とあいさつした。(新城高仁通信員)

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