俳優の高石あかりがヒロイン・松野トキを演じる、9月29日スタートの2025年度後期NHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土曜午前8時)の新たな出演者5人が11日、発表された。
「クルマなしの生活なんて考えられない」…今をときめく人気俳優の愛車生活(JAF Mate Onlineへ)
本作は松江の没落士族の娘で、小泉八雲の妻・小泉セツをモデルとして、大胆に再構成するオリジナルストーリー。外国人の夫・ヘブン(トミー・バストウ)と共に、怪談を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語をフィクションとして描く。脚本はふじきみつ彦氏が担当する。
このたび出演が発表されたのは、生瀬勝久、池谷のぶえ、野内まる、岩崎う大(かもめんたる)、朝加真由美の5人。トキと共に松江で暮らす人々を演じる。
生瀬は、ヘブンが寄宿する花田旅館の主人・花田平太。しじみ売りに訪れるトキとも親しく、あたたかく見守る。人情味はあるが、つい余計なひと言で波風を立ててしまうこともある人物。池谷はそんな花田旅館を平太と共に切り盛りする女将・花田ツルを演じる。ツルはトキのことをとてもかわいがり、カラッとしたたくましさがトキの心の支えになっている。
連続テレビ小説初出演となる野内が演じるのは、花田旅館でヘブンの世話をすることになる女中・ウメ。おっとりとしていて、マイペースな性格。初めての外国人にも物おじせず接するキャラクターだ。
同じく連続テレビ小説初出演となるう大は記者・梶谷吾郎を演じる。松江新報の自称・敏腕記者で、来日したヘブンに密着。調子がよく、小さなネタをもビッグニュースに仕立て上げる。
朝加が演じるのは上野タツ。トキの祖父・勘右衛門(小日向文世)がかわいがっている近所の子の祖母で、時々、トキたちの住む天国長屋にやってきて、勘右衛門のよき話し相手となる。
出演者のコメントは以下の通り。
○生瀬勝久
「今回、花田旅館の主人を演じます。前回『ブギウギ』の際は標準語を話す役でしたので、今回は関西ことばかなと思っていたら、出雲ことばでした。出雲ことばは難しいので、とても苦労しています。妻・ツル役の池谷のぶえさんとはこれまで共演も多いので、演じていて楽しいですし、シーンが豊かになる感じがします。ツルとともに、おトキの悩みを聞いたり、ヘブンさんが松江にやってきて、てんやわんやしたりしています。外国語はもちろんわからないので、外国人が来たら日本人は当時どうなっていたか、という典型的な人だと思います。おトキがどうなるのか、ヘブンさんがどうなるのか、最後まで見届けてください。花田旅館のシーンが、『ばけばけ』の中で一服の清涼剤になればと思います」
○池谷のぶえ
「おトキちゃんがヘブン先生と出会う場所となる花田旅館、その旅館を切り盛りする女将、花田ツル役で参加させていただきます。花田旅館主人の平太(生瀬勝久さん)、女中のウメ(野内まるさん)ともども、おトキちゃんとヘブン先生が紡ぐ物語に彩りを添えられる場所、存在になれればと思っています。おトキちゃんの身の回りを心配しながらも、ワチャワチャ楽しいやりとりも満載です。お楽しみ下さい」
○野内まる
「ヘブン先生が松江に来て初めて訪れる宿、花田旅館の女中・ウメを演じさせていただきます。みんなからは『おウメ』と呼ばれていて、一見ぽけーっとしているように見えるかもしれませんが、働き者で、明るく優しい子です。初の朝ドラで挑戦も盛りだくさんなので緊張していますが、『ばけばけ』の一員になれることを心から光栄に思います。愉快な花田旅館の様子を、皆さまの朝にお届けできるよう、懸命に取り組んでまいります」
○岩崎う大(かもめんたる)
「朝ドラに出られるという時点でうれしかったのですが、出番も結構多く、今まで人生頑張った甲斐があったと思いました。私の役、梶谷は新聞記者なのですが、当時の新聞記者は今よりもだいぶ荒かったそうで、当時のエネルギーを想像しながら楽しく演じております。コメディー要素の多いお話なので、少しでもお役に立たないとですね。周りもおもしろい方ばかりで撮影は毎回エキサイティングです。あ! 出雲ことばも頑張ってますので、ぜひご注目頂きたいです」
○朝加真由美
「朝、私の1日の始まりは朝ドラです。『ばけばけ』に出演させていただけることが決まった時は、本当に嬉しくて、思わず『バンザーイ!』と声をあげてしまいました。勘右衛門さんの良きお話相手になる・上野タツを演じます。これから松野家とどのように関わるのか、今後の展開に私もウキウキワクワク、そんな気持ちを皆さんとも分かち合えたら嬉しいです。どうぞお楽しみに!」
※高石あかりの「高」の正式表記ははしごだか