吉田羊
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女優の吉田羊が7日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜夜10・00)に出演。母の思い出を語った。
吉田の母・亮子さんは幼稚園の先生を29年間務めたという。「母は、人が喜ぶためにすることを、当たり前にできる人でした。落ち込んでいる人がいると、パンを焼いたりケーキを焼いたり、お弁当を作ったりして持って行くんですよね。“お母さん、私達のある?”って聞くと“配り終えて余ったらね”って言うのが、母の口ぐせで。まずは困っている人、悲しんでいる人、苦しんでいる人のために人生を捧げている人でした」と振り返った。
また、吉田の「“人の喜ぶ顔を見たい”というのはそこに通じているのかもしれないですね。実際に母からやさしさを受け取った人々が、救われていくというか、穏やかな顔になって行くのを目の当たりにしていたので、私もこういう人間でありたいなっていうのはずっと思っていましたね」としみじみと語った。
幼稚園を卒業後も、教え子や保護者らとの交流を続けていた亮子さんだけに、吉田は「母が亡くなった時に700人参列したんです。一般人だったんですけど、一体、どんな久留米の有力者が亡くなったんだと、葬儀所がざわめいた…。深く人と付き合う人でしたから、自分に何かしてあげられることはないですかって常に考えている人でした」と語った。
また、吉田が女優の道を選んだ時も、一切反対することなく「やると思っていたよ」と言われ、上京した後も「声を聞いて元気になろうと思って電話をすると、何も聞かずに“辛かったらいつでも帰ってきんしゃい”」と声をかけてくれたと感謝していた。
吉田は「姉、兄、姉、兄、私」と5人きょうだいの末っ子だが、下の姉は小学校の教師をしており、母と同じ教師の道を歩んでいるとも明かした。
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