坂口健太郎と渡辺謙の共演で、「孤狼の血」シリーズの柚月裕子による同名小説を映画化した『盤上の向日葵』(10月31日公開)。先日、韓国・釜山で開催される第30回釜山国際映画祭のオープンシネマ部門への正式出品が決定していた本作だが、釜山映画祭に坂口健太郎、渡辺謙、熊澤尚人監督が登壇することが決定。海外版ポスタービジュアルも到着した。

本作は、高価な将棋の駒とともに山中で発見された身元不明の白骨死体を巡る人間ドラマを描いたヒューマンミステリー。駒の持ち主であり、殺人事件の捜査線上に浮かぶ天才棋士・上条桂介を坂口が、桂介の過去を知る重要人物であり、賭け将棋の真剣師・東明を渡辺が演じる。

このたび、映画祭に向けて特別に制作されたという海外版ポスタービジュアルは、どこか憂いに満ちた主人公・桂介の表情と、東明の厳かな眼差しが印象的。「This encounter will change your destiny.(この出会いが運命を変える)」というコピーが描かれ、対照的に咲き乱れる灰色と黄色の向日葵は、主人公・桂介が様々な人との出会いを通して経験する“光と闇”という作品のテーマを象徴し、物語の壮大さを予感させる仕上がりとなっている。

そして、本作は韓国でも劇場公開されることが決定した(公開時期は未定)。公開に先駆け、9月18日(木)に韓国・釜山で開催される第30回釜山国際映画祭のオープンシネマ部門の上映作品として、ワールドプレミアが行われ、映画祭には、坂口、渡、熊澤監督ら豪華ゲスト陣が登壇する。

土屋太鳳、佐々木蔵之介、高杉真宙ら、実力派ぞろいの豪華キャストが集結し、サザンオールスターズが主題歌を担当することも発表されている本作。世界から注目されるアジア最大級の国際映画祭で、坂口、渡辺、熊澤はどのように作品の魅力を語るのか。釜山でのお披露目が楽しみだ。

文/MOVIE WALKER PRESS編集部

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