音声障害による舞台降板を発表した田村亮さん
俳優の横内正さん(84)が主演する舞台『リア王2025』(東京・三越劇場)が4日に初日を迎え、キャスト陣が囲み取材に登場。2日に舞台の公式Xにて降板を報告していた田村亮さん(79)の降板理由が、“音声障害”の発症によるものだと発表され、田村さんがコメントを寄せました。
田村さんの代役を務める瀬田吉史さん(63)は「代稽古する中で横内さんからきめ細かく指導していただいて、“なるほど、こういう意味なのか”と自分の中でわかっていなかった部分がどんどん出てきてすごいなと。読む力、演じる力を学ばせていただいております」と語り、「複雑な思いもあるんですけど、一生懸命やっていこうと思っています」と意気込みを語りました。
左上から瀬田吉史さん、三浦浩一さん、大鶴義丹さん、中丸新将さん、左下から大沢逸美さん、横内正さん、一色采子さん、敷村珠夕さん
■田村亮さんの発表コメント【全文】
三越劇場公演『リア王』、私、降板することに決断致しました。
私のファンの方々はじめ、シェイクスピアの『リア王』を好きな方々。
そして出演者、スタッフ、関係者の方々。
とにかく、大変多勢の方々にご迷惑をおかけする事になり誠に申し訳ございません。
役者は「声」が命と言われますが、その「声」をやられました。
充分に治療にはかかっておりますが九月四日の初日までに完治するとは考えられずに降板を決断致しました。
突然の降板、本当に申し訳ございません。
代役瀬田吉史君はわたしと30年余り舞台を一緒に務めてまいりました俳優です。
温かい目で見守って頂ければ幸いです
2025年9月4日 田村 亮。