昭和テレビ主題歌の黄金律 ポッドキャスト 昭和テレビ主題歌
皆さん、ある曲を聞いただけでこう一瞬に して昔の記憶がぶわーっと蘇えるみたいな 経験がありませんか?まるでタイムマシン みたいですよね。記憶の扉を開いてくれる 、ま、魔法の鍵みたいなものです。で、 今回はですね、特に昭和のテレビ次第家、 あれがなぜ今も私たちの心をこうがっちり 掴んで話さないのか、その秘密の法則を ちょっと探っていこうと思います。はい、 来ましたね、このフレーズ。もう思わず 口ずんじゃった方も多いんじゃない でしょうか。これ1983年のアニメみの 主題家H2Oの思い出がいっぱいですよね 。いやあ、懐かしい。こういう風に僕たち の心に深く刻まれた歌って本当にたくさん ありますよね。でも不思議じゃないですか ?なんでもう40年前のテレビの歌が今で もこんなに心に響くんでしょうか?実は これただ懐かしいっていう一言で片付け られる話じゃないんですよ。そこには匠に 計算された仕掛けが隠されてるんです。 さあ、一緒にその謎を解き明かしていき ましょう。はい、というわけで最初の セクションです。まず1番大事なポイント から行きましょう。当時の主題家ってただ のBGMとか付けたじゃなかったんですよ ね。もう歌そのものが番組の アイデンティティ。言うならば番組の顔 だったわけです。で、面白い分析があるん ですけど主題家が番組の最初にかかるか、 それとも最後にかかるか。その置かれる 場所によって実は全然違うはっきりとした 役割があったって言うんですね。これ つまりかなり意図的に僕たちの感情を コントロールしてたってことなんですよ。 ほら、これを見てください。すごく分かり やすいですよね。まずパタラン1 オープニングテーマ。これはもうさあ 始まりますよっていう開演ベルの役割。 これで視聴者を一気に物語の世界に 引き込むわけです。で、対するパターン2 のエンディングテーマ。こっちは エピソードの感動的な要因に浸らせて、 うわあ、来週どうなるんだ?早く見たいっ て思わせるための、まあ、感情的な釣り みたいなもんだったんですね。じゃあ もっと具体的に見ていきましょうか。まず はパターン1の例オープニングですね。 特に60年代から70年代に大流行した 青春ドラマ。このジャンルでは オープニングテーマの力がもう絶大だった んです。いや、この歌詞すごくないですか ?サラバ涙と言おう。1971年のドラマ 俺は男だの主題なんですけど、たえ悲しい ことがあってもいつまでもメそメそして ないで前を向いていこうでっていう ものすごく力強いメッセージですよね。 こんな歌が毎週の頭にドンと流れることで 視聴者はもうドラマの主人公と一緒によし 、今週も頑張れぞっていうあのポジティブ な気持ちを共有できたわけです。さて、 今度は逆ですね。感情をぐっと揺さぶる パターンにエンディングの例です。特に 恋愛ドラマなんかだとこの手法がもう見事 に視聴者の心をわし掴みにするんですよ。 うわあ、出ましたね。これぞ伝説。 1985年のドラム金曜日の妻たちへの 主代化恋に落ちて。もうこのフレーズだけ で切なくなりますよね。許されない恋に 悩む女性の気持ち。この歌がドラマの1番 切ないラストシーンでこうふわーっと 重なって流れてくるんですよ。もう視聴者 は登場人物と完全にシンクロしてその胸の 痛みを自分のことのように感じてしまう。 そして来週この2人はどうなっちゃうのっ て息を飲んで待つしかなかったんです。 はい、では次のセクションに行きましょう 。主題家が僕たちの心に深く刻まれた2つ 目の大きな理由。それは昭和っていう今と は全く違う時代。その特有のメディア環境 にあったんです。今じゃちょっと信じられ ないかもしれないですけど、当時は インターネットもなければチャンネルも そんなに多くなかった。だから夜になっ たら家族みんなでテレビの前に集まって 同じ番組を見るっていうのがごくごく 当たり前の光景だったんですよね。そう なるとヒットドラマっていうのはもう 単なるテレミ番組じゃなくて文字通り日本 が共有する国的イベントだったわけです。 56.3% 。これ何の数字だと思います?実はこれ あるドラマ。ありがとうっていうドラマが 叩き出した最高視聴率なんです。いや、 とんでもない数字ですよね。日本の人口の 半分以上が同じ日の同じ時間に同じ物語を 見て同じ気持ちになっていた。ちょっと 想像つかないレベルです。で、この圧倒的 な支率が何を意味するかって言うと、主題 家はもうただの歌じゃなくて一種の社会 検証になったってことなんです。ここが すごく重要なんですけど、これらの歌は 世代を超えた共通言語になった。学校に 行っても会社に行っても次の日にはみんな 昨日のドラマ見たって話になる。そして その主題家をみんなが口ずめる。まさに あの時代の空気を丸ごとパッケージした サウンドトラックだったわけです。として 最後の秘密です。これは特にパワフルな 次第家に起こった現象なんですけど、歌が ですね、いつの間にか番組っていう親から 独立して1人歩きを始めるんです。そして 全く新しい意味を持つようになる。そう、 まさに1人歩き。番組を定義するだけじゃ なくてもっと広い文化の一部になっていく んです。元々のドラマの文脈から離れて 人々の生活のいろんなシーンで歌われて 全く新しい役割を担うようになっていくん ですね。で、その1番有名で象徴的な例と いえば、もうこれしかないでしょう。開演 隊の送る言葉。この曲が辿どった運命って 本当にドラマチックなんですよ。この流れ を見てください。すごいですよね。まず 原点は武田哲也さんが書いた個人的な失恋 の歌だったんです。それがあの大人気 ドラマ金髪先生の主題家になったことで 運命が変わる。そして最終的には日本の 卒業式の定番ソング。もう国民的な アンセムにまでなっちゃった。いやあ、歌 が持つ力って本当にすごいですよね。さて 、ここまで昭和の主題家がなぜ心に残るの かその秘密を見てきました。でもこれただ の昔話で終わらないんですよ。実は今この 昭和のサウンドが21世紀の現代にまた 新しい響き方をしてるんです。そう、 新しい世代とかそれこそ海外のリスナーが 昭和の歌を再発見してるんですよね。その 代表的なものがいわゆるシティポップ ブームです。これってただの夏メロブーム じゃなくて音楽としてのクオリティの高さ とか独特の感情の深さみたいなものが国と か世代とかを全部飛び越えて評価されて るってことなんです。この海外の人の コメントすごく的確だと思いませんか? 悲しいファンクうまいこと言うな。まさに これなんですよ。 昭和の火用局が持ってるあのどこか物がなしくて切ないんだけどでもリズムはファンキーで体が勝手に動いちゃう感じ。この絶妙なバランス感覚が今の僕たちの心にもすごく響くんでしょうね。 というわけでまとめると匠の演出、みんなが共有した体験そして番組を超えていき続ける生命力。この 3 つが昭和のテレビ次第が今もキラキラ輝いている理由なんですね。 さて、最後に皆さんに質問です。あ、 あなたにとって聞くだけであの頃に帰れる そんな忘れられない一曲って何ですか? ちょっと自分のサウンドトラックに思いを せてみてください。
🌟 いつも「青春レコード編集室」をお聴きくださり、本当にありがとうございます。
先日、視聴者の方から素晴らしいコメントをいただきました。
そこには、三波春夫さん、春日八郎さん、村田英雄さん、三橋美智也さんの“四天王”をはじめ、赤胴鈴之助や月光仮面、アメリカホームドラマ「名犬ラッシー」まで…昭和のテレビと音楽の記憶がぎゅっと詰まっていました。
そのコメントを読んで、私自身の心にも懐かしい情景が鮮やかによみがえりました。
昭和のあの頃、家族や友達とテレビの前に集まり、夢中になって一緒に楽しんでいた時間。まさに、テレビが日本中の人々をひとつにしていた時代でした。
そんな思いを胸に、私なりに選んだ **昭和テレビドラマ主題歌15曲** を、これから「青春レコード」で順次お届けしていきます。
今回は、その第一弾として「昭和テレビ主題歌の黄金律」をテーマにお送りします。
🎵 選曲例
– 銭形平次 / 舟木一夫
– 若者たち 〜空にまた陽が昇るとき〜 / ザ・ブロードサイド・フォー
– これが青春だ / 布施明
– ありがとうの歌 / 水前寺清子
– さらば涙と言おう / 森田健作
– 太陽がくれた季節 / 青い三角定規
– おはなはん / 倍賞千恵子
– 俺たちの旅 / 中村雅俊
– ガンダーラ / ゴダイゴ
– 愛の水中花 / 松坂慶子
– 鳥の詩 / 杉田かおる
– 贈る言葉 / 海援隊
– 想い出がいっぱい / H2O
– タッチ / 岩崎良美
– 恋におちて -Fall in love- / 小林明子
🌈 テレビしかなかった時代。テレビが“唯一の共通項”だったあの頃。
心をひとつにしていた名曲たちを、これから一緒にたどっていきましょう。
💌 ご意見やご感想など、どんなことでもぜひコメントしてください。
みなさんの声が、私の何よりの励みになります。
これからも「青春レコード編集室」を、どうぞよろしくお願いします!