米メディア・映画大手パラマウント・スカイダンスは2日、マイクロソフト傘下のゲーム会社アクティビジョンと提携し、人気ゲームシリーズ「コール オブ デューティ(Call of Duty=CoD)」を原作とする実写映画の製作契約を締結したと発表した。
パラマウントのデービッド・エリソン会長兼最高経営責任者(CEO)は発表文で、「本作でも『トップガン マーヴェリック』の製作同様、厳格かつ妥協を許さぬ姿勢で卓越したものを追求する。このシリーズとそのファンが当然期待する極めて高い水準に応える作品を目指す」と表明。同氏はCoDの長年のファンで、このゲームに費やした時間は数えきれないほどだと述べた。
「コール オブ デューティ ブラックオプス6」のゲームキャラクター
Source: Activision
スカイダンス・メディアが8月にパラマウントの経営権を取得して以降、今回のCoDの映画化権獲得に先立ち、エリソン氏の下で他にも大型契約が成立した。
先月は動画配信サービスのパラマウント+(プラス)で米総合格闘技団体UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)の試合を独占配信する7年契約を締結。契約額は77億ドル(約1兆1400億円)に上る。ネットフリックスの人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」を手掛けたダファー兄弟とも提携し、劇場映画・テレビ番組の製作および制作に関する契約を結んだ。
エリソン氏は先月、ロサンゼルスで開かれたメディアイベントで、映画・テレビのコンテンツ制作を強化し、年間20本前後の映画作品の劇場公開を目指す方針を示していた。
原題:Paramount to Produce Film Based on ‘Call of Duty’ Game Franchise(抜粋)