ベストセラーとなった呉勝浩のミステリー小説を映画化した『爆弾』(10月31日公開)。このたび、本作の場面写真が解禁となった。

【写真を見る】極限の心理戦に期待が高まる場面写真の数々が解禁に【写真を見る】極限の心理戦に期待が高まる場面写真の数々が解禁に[c]呉勝浩/講談社 [c]2025映画『爆弾』製作委員会

原作は背筋が凍るような衝撃展開の連続で、多くの読者を魅了した作品であり、その続編の「法廷占拠 爆弾2」も発売され話題を呼んでいる。物語の幕開けは、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された1人の謎の中年男。彼は自らを「スズキタゴサク」と名乗り、霊感が働くと称して都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告。秋葉原での爆破を皮切りに、この後1時間おきに3回爆発すると予知していく。そして、刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始めるのだった。彼は、一体、何者なのか?そして仕掛けられた“爆弾”の正体とは?

爆弾のありかを探す警察と犯人との取調室で行われる先読み不能の謎解きゲームと、東京中を駆け巡る爆弾探しがリアルタイムで進行する、極上のミステリーと迫力のアクションが織り成す究極のエンタテインメントが展開する。主演の山田裕貴が警視庁捜査一課でスズキタゴサクと真っ向から対峙する交渉人、類家役を熱演。伊藤沙莉が、爆弾捜索に奔走する交番勤務の巡査、倖田役、染谷将太がスズキタゴサクの過去を追う所轄の刑事、等々力役、類家の上司として、渡部篤郎が同じくスズキタゴサクと交渉する清宮役、そして佐藤二朗がスズキタゴサク役を務める。

早くも話題沸騰の本作だが、9月24日(水)に第38回フィンランド・ヘルシンキ国際映画祭でワールドプレミア上映されることが決定。世界の映画ファンが、日本公開に先駆けいち早く本作の衝撃を目撃する。本作はアジア映画のショーケース部門「Asian Cuts」に選出され、当日は、主人公、交渉人類家を演じる山田と、爆弾の存在を予告する謎の男、スズキ役の佐藤が登壇予定。劇中では火花を散らす緊迫のやりとりを展開している2人が、フィンランドの地でどんなトークを繰り広げるのか、ぜひ注目してほしい。

交渉人の類家(山田)交渉人の類家(山田)[c]呉勝浩/講談社 [c]2025映画『爆弾』製作委員会

さらに、日本を代表する豪華キャスト陣の緊迫のシーンを切りとった、このたび本作の新たな場面写真が解禁となった。東京に仕かけられた爆弾の存在を予告し、「爆発したって、べつによくないですか?」と挑発的に言い放つスズキタゴサク(佐藤)に、交渉人の類家(山田)が冷静に対峙する。互いの腹の内を探る2人の心理戦を切りとった、息をのむ極限のやりとりが収められた写真は必見だ。爆発を阻止すべく東京中を奔走する巡査の倖田(伊藤)と矢吹(坂東)は、絶妙なコンビネーションを見せつつ、炎と煙に包まれた危険の最前線を駆け抜ける。さらに類家と共に取調室でタゴサク攻略に挑む警察たち、タゴサクの過去を追う所轄の刑事である等々力(染谷)、類家の上司である清宮(渡部)、タゴサクの見張り役である伊勢(寛一郎)らも次々と緊迫の局面に巻き込まれる。極限の心理戦に期待が高まる場面写真の数々となった。

日本を代表する実力派キャスト陣が集結し、取調室という密室と、爆弾の恐怖が潜む東京の街という対照的な空間で、それぞれが張り詰めた演技合戦を繰り広げる本作。観る者すべてが試される“極限のリアルタイムミステリー”に期待が高まる。

文/鈴木レイヤ

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