様々な映画、ドラマに出演してきたベテラン俳優のグレアム・グリーンが、自国カナダで亡くなった。彼の代理人によれば、自然死で穏やかな最期だったものの、長らく病を患っていたという。享年73。米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが報じた。

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東京国際映画祭で男優賞受賞

グレアム・グリーングレアム・グリーン

1952年生まれのグレアムは、1970年代に舞台で俳優活動をスタート。1990年のケヴィン・コスナー監督・主演映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』で“蹴る鳥”という名前の先住民族を演じてアカデミー賞助演男優賞候補となった。その後は、『マーヴェリック』『ダイ・ハード3』『グリーンマイル』『モリーズ・ゲーム』『トワイライト』シリーズといった映画に出演。2002年には『荒野の絆』の演技で第15回東京国際映画祭の優秀男優賞に輝いた。

キャリア初期からドラマにもたびたび参加しており、SFアクションドラマ『DEFIANCE/ディファイアンス』のレイフ・マコーリー役や、マーベルドラマ『エコー』のスカリー役でレギュラー出演。『ジェシカおばさんの事件簿』『新アウターリミッツ』『NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル』『弁護士ビリー・マクブライド』『THE LAST OF US』などにも姿を見せた。晩年にはテイラー・シェリダンと組むようになり、映画『ウインド・リバー』でメインキャストを務めたほか、『1883』と『タルサ・キング』にゲスト出演していた。

彼の訃報を受けて、『DEFIANCE/ディファイアンス』の共演者、ベルリン役のアンナ・ホプキンスが追悼。グレアムとのツーショットを投稿し、「親愛なるグレアム・グリーン。強さと面白さを兼ね備えたレジェンド。友よ、どうか安らかに」と綴った。

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長患い(病名は不明)だったとのことだが、亡くなる間際まで仕事を続けたようで、ジョエル・キナマン共演のスリラー映画『Ice Fall(原題)』をはじめとした複数の作品が公開を控えている。

演じた役柄と同じく本人も寡黙だったそうだが、独特の存在感により、役柄を演じる上で必ずしも長丁場の台詞は必要ないことを教えてくれた。そんなグレアムの冥福を祈りたい。

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参考元:米Entertainment Weekly、米Deadline、米TV Line、東京国際映画祭

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