キム・ノヴァクPortrait Of Kim Novak

Photo: Screen Archives/Getty Images

アルフレッド・ヒッチコック監督の名作映画『めまい』(1958)で知られるキム・ノヴァクは、サミー・デイヴィスJr.とのロマンスを描く自身の伝記映画『Scandalous(原題)』について、関係が矮小化されるのではないかと懸念しているそうだ。「あの関係がスキャンダラスだったとは思いません。彼は本当に大切な人でした。自身の外見ではなく、人となりや行動を認めてほしいと求める気持ちなど、共通点がたくさんありました」と『The Guardian』のインタビューで明かした。「私たちとの関係が、すべて性的なものとして描かれてしまうことを懸念しています」

シドニー・スウィーニーSydney Sweeney attends the Echo Valley European Premiere at the BFI Southbank on June 10 2025 in London England.

Photo: Karwai Tang/WireImage

9月1日(現地時間)にヴェネチア国際映画祭で生涯功労賞を授与されるキムは、1957年に歌手のサミー・デイヴィスJr.との交際が発覚。当時、まだアメリカでは異人種間の恋愛がタブー視されており、物議を醸した。その翌年に行われた世論調査では、異人種間の結婚に賛成する声がわずか4%であることが明らかになっており、異人種間の結婚が連邦法で認められたのは、それから10年後の1967年まで待たねばならなかった。2人の交際に反対したコロンビア映画の社長ハリー・コーンが、サミーを脅したことも伝えられている。

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