先月開幕した第82回ヴェネチア国際映画祭では、多くの期待作が初上映されているが、ルカ・グァダニーノ監督の新作『After the Hunt(原題)』ほど話題性がある作品はない。ジュリア・ロバーツ、アンドリュー・ガーフィールド、アイオウ・エディバリー、クロエ・セヴィニーなどが出演する本作は、おそらく今回の映画祭で1位、2位を争う豪華なアンサンブルキャストを誇っている。

そんな話題作の公式フォトコールで、ジュリア・ロバーツはさらに世間の関心を引いた。この日、彼女はヴェルサーチェ(VERSACE)の洗練されたパンツスタイルで登場。そしてそれは、3月にメゾンの新クリエイティブ・ディレクターに任命されたダリオ・ヴィターレによる、初のカスタムデザインだった。

ジュリア・ロバーツ ヴェルサーチェ 第82回ヴェネチア国際映画祭

Photo: Stefania D’Alessandro/Getty Images

ロバーツが披露したテーラードルックは、1990年代のミニマルスタイルを踏襲。ブルーウールのシングルブレストブレザーとストライプのシャツを、濃いブルーのストレートレッグデニムに合わせ、ヴェルサーチェが得意とする大胆なプリントや鮮やかな色使いとは一線を画す、時代を超越したシンプルなスタイルだ。ゴールドのバックルをあしらったベルト、レザーの編み上げスリングバックシューズ、そしてロバーツのイニシャルが入ったレザーの「メドューサ」バッグといったアクセサリー類が、コーデにアクセントを効かせていた。

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