オスカー・アイザック、ジェイコブ・エロルディ、ギレルモ・デル・トロ監督『フランケンシュタイン』Oscar Isaac Guillermo del Toro and Jacob Elordi attend the Frankenstein...

Photo: Stefania D’Alessandro/WireImage

ギレルモ・デル・トロ監督の新作映画『フランケンシュタイン』が8月30日(現地時間)、ヴェネチア国際映画祭でお披露目され、同映画祭の最長記録となる13分間の熱狂的なスタンディングオベーションで迎えられた。デル・トロ監督とともに観客に手を振って応えた主演のオスカー・アイザックとジェイコブ・エロルディは、涙を堪えきれない様子でハグを交わしていたそうだ。

コンペティション部門に選出された同作は、メアリー・シェリーによる1818年の古典ホラー小説を現代風にアレンジし、怪物に生命を吹き込んだ天才科学者と、彼が生み出した怪物の破滅的な末路を描く。デル・トロ監督にとってフランケンシュタインは「子どもの頃から追いかけてきた」存在であり、映画化は長年の夢だったという。制作費1億2000万ドル、上映時間149分にも及ぶ大作で、主演2人のほかにミア・ゴス、クリストフ・ヴァルツやフェリックス・カマーラーらが出演。フランケンシュタイン役のジェイコブは、モンスターに変身するためにメイクに10時間もかけて撮影に臨んだという。

デル・トロ監督は、冷戦下のアメリカを舞台に孤独な女性と異形の生物との心の交流を描いた『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)で2016年のヴェネチア映画祭の最高賞である金獅子賞を獲得。賞レースを席巻し、翌年のアカデミー賞では作品賞と監督賞を含む4部門に輝いた。

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