──そんなファッションを愛する池田さんが、個人的に集めているアイテムはありますか?
猫グッズですね。普段はそんなに散財しないのですが、長毛種のグッズがあると買ってしまいます。この前、グッチ(GUCCI)に友だちのプレゼントを買いに行ったんです。何かささやかなもの、香水やお香立てとかがないかなって。そしたらキッズコーナーにあった猫のイラストの落書き帳が目に入ってしまい、「あれを買います!」と値段も見ずに買ってしまいました。いまも使っています。なかなかそんなことしないんですけど、人のプレゼントを買いに来ておいて、衝動買いです。自分でもびっくりしました。
──クリエイティブな活動を次々と展開していますが、この作品の経験を経て、今後はどんな挑戦をしていきたいですか?
また映画を撮りたいと思って、いつもそのことを考えています。やれと言われていないのに、やってしまうということは、この仕事が向いているってことなんでしょう。止まらないんです。休みたいのに作ってしまいます。それがきっと私の本質なのだと思います。自分でも予期せぬことです。斬新なことをやろうとしているわけではなく、いつも幽体離脱しているみたいに、自分のことなのに「エラちゃん、どこまで行くの?」という気持ちでいます(笑)。
来年に30歳を迎えるのを目前にして、やる気に満ちあふれています。それはギフトだと思うんです。ここで苦戦する人もたくさんいるはず。実はここ数年、立ち止まることについても悩んだんです。体調を崩してしまうから、しっかり休みたい。でも、休みすぎると寂しくなってしまうんです。インプットが溜まりすぎると、心が少しアウトプット不足になってしまって、風船みたいに膨らみすぎてしまう。そんなとき、私は働いた方がいいんだなと思います。人助けがしたいという本質は絶対に変わらないから、そこからぶれていなければ、俄然、なんでもやると思います。