日本武道館に「SOBA CAFE IKEMORI」を開いた「DEEN」の池森秀一
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芸能界随一のそば通として知られるロックバンド「DEEN」の池森秀一(55)が28日に、東京・九段下の日本武道館に自身がプロデュースするそば屋「SOBA CAFE IKEMORI」をオープンする。ミュージシャンの聖地での出店に「いつか永ちゃん(矢沢永吉)にも食べて欲しい」とロック界のレジェンドにラブコールを送った。
店舗は日本武道館の2階。今年2月にテナントが空くことを知り「音楽の聖地に自分の店を出したい」との思いから出店を決断した。自身もメニューを考案し、約半年かけて準備を進めてきた。
基本的には毎日店を開ける予定で「ライブがある日はもちろん、皇居を散歩をする人たちも気軽に寄ってもらえる店になれば」と期待している。「せっかく日本武道館にオープンするのだから、ライブの日にスタッフやアーティストにもそばを届けることも考えていけたら」と出前にも前向きだ。
中でも名物になりそうなのが「オニオンつけそば」。“大きな玉ネギ”として日本武道館のシンボルとして知られる擬宝珠(ぎぼし)から着想を得た。あめ色になるまで煮込んだ玉ネギの香りとチーズのこくが合わさったピリ辛のつけだれが特長で、夏にもぴったりの逸品だ。「名物料理としていろいろな人に食べてもらいたい」とアピールした。
DEENはデビュー15周年を迎えた2008年に初めて同所でライブを開催。その際に池森は肉体作りを行い、ライブを終えてから筋肉を減らす目的でそばを食べるようになった。以来、現在まで15年以上365日欠かさず昼にそばを食べ続けてきたほどのそばマニア。22年には赤坂にそば屋を出店。今回が2店舗目となり「ゆくゆくは日本全国、世界までフランチャイズ展開したい」と夢をふくらませた。
バンドとしては23年にデビュー30周年を迎え日本武道館でライブを行った。「せっかくこの場所に出店したからには、また近いうちにライブができたら」とアーティストとしても精力的に活動していくことを誓った。(吉澤 塁)
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