8月26日（現地時間）、アメリカンプレップを時代ごとに刷新してきたトミー ヒルフィガー（Tommy Hilfiger）が、2025年秋の新キャンペーン「THE HILFIGER RACING CLUB」を発表した。今回のキャンペーンは、ラグジュアリーモータースポーツのノスタルジーとエネルギッシュなスピリットを融合させ、クラシックなプレッピースタイルを現代的に再解釈したものだ。
キャンペーンには、俳優ニコラス・ホルト（Nicholas Hoult）と、スーパーモデルでファッションアイコンのクラウディア・シファー（Claudia Schiffer）が登場。レーシングドライバーとしての訓練経験を持つホルトは、サーキットサイドで友情と自信にあふれる姿を披露。
一方のシファーは、ラグジュアリーカーと響き合うクラシックなグラマーを体現し、タイムレスな存在感を際立たせている。フォトグラファー、グレン・ルックフォード（Glen Luchford）によって撮影されたビジュアルは、伝統と遊び心を掛け合わせた“新しいプレッピー”を象徴的に映し出している。
「伝統を破り進化する」ヒルフィガーの哲学
「プレッピーを再定義することは、40年間にわたる私の創造の原動力です。クラシックなアメリカンスタイルに鮮やかなカルチャーを融合させ、伝統を打ち破ってきたその精神を紡ぎながら、今シーズンも新たなチャプターを開けることを嬉しく思います。『The Hilfiger Racing Club』は、プレッピーなライフスタイルを祝う大切な瞬間に、フレッシュなツイストを加えています」と、デザイナーのトミー・ヒルフィガー（Tommy Hilfiger）は語る。
ブランド創設以来、ヒルフィガーはニューヨークのタイムズスクエアの巨大ビルボードや、ヒップホップカルチャー、F1®パドック、ファッション界のレッドカーペットといった象徴的な舞台で挑戦を続けてきた。今回のキャンペーンもその系譜を継ぎ、「You’re Invited, No RSVP Required（招待する、返信は不要）」という新たなステートメントを掲げている。
また今季のコレクションでは、ブランドの原点であるニューヨークに回帰し、都会的なプレップの伝統をレイヤリングやテクスチャーの新解釈で再構築した。登場するのは、タータンチェックのシャツや撥水加工を施したバーンジャケット、サステナブルウールを用いたトレンチコートなど。ラグビーシャツにオックスフォードシャツを重ねたスタイリングや、プリーツスカートとクレストスウェットを合わせたコーディネートは、リラックス感のあるモダンなプレップを表現する。
8月26日に世界同時ローンチされたこのキャンペーンは、特別に仕立てられたブランド体験やクリエイティブなコラボレーション、サーキットを思わせるイベントを通じて、プレッピーを「ルールに従うこと」ではなく「再解釈による進化」として提示している。
Copyright © 2025 Oui Speak Fashion. All rights reserved.
Related