『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)
クエンティン・タランティーノが、自ら監督作品の「最高傑作」、「お気に入りの作品」、「作るために生まれた映画」を明かした。ポッドキャスト『The Church of Tarantino』のインタビューで、「『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が私のお気に入りで、『イングロリアス・バスターズ』が私のベストだ」と明言。
「だけど『キル・ビル』は、ほかの誰にも作れない究極のクエンティン映画だと思う。触手や血まみれの組織など、あらゆる側面が、私の想像力と自我、愛、情熱、執着で増強されている。だから『キル・ビル』を作るために私は生まれたと言える作品で、『イングロリアス・バスターズ』は最高傑作、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』がお気に入りの映画だ」と説明した。
『イングロリアス・バスターズ』(2009)
Photo: ©Weinstein Company/Courtesy Everett Collection
だが、脚本家の視点で評価するなら、順位が変わってくるようだ。「『イングロリアス・バスターズ』は脚本も最高だ。『ヘイトフル・エイト』と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』がそれに続くと思う」と述べる。ただ、監督という立場だけで判断するとまた違うそうで、こう続けた。「『ヘイトフル・エイト』には、実は最高の演出ではないかと思う節がある。題材がしっかり描かれているから、『キル・ビル』のようにふくらませる必要がなく、しっかりした作りになっている。監督として脚本を最大限に生かすことができたと思う」