映画『高津川』の全国公開記念舞台挨拶が行われ、主演の甲本雅裕さんらが登場しました。
ダムが1つも無い一級河川『高津川』。その流域で“大切なものを守りながら懸命に生きようとする人々”の日常の葛藤を描いた作品。本来、2019年11月に公開する予定でしたが、コロナ拡大のため2年延期となりました。
甲本さんは「地味なタイトルの映画にお集まりいただき、ありがとうございます」と挨拶。妻役の戸田菜穂さんも「2年待ったけど、今だからこそ皆さんの心に響く映画になっているんじゃないかと思っています。本当の豊かさや本当の幸せは何か、この優しい映画を観て心を震わせていただけたら」と紹介しました。
実は初めて主役を演じたという甲本さん。最初は主役だと知らなかったそうで「（台本を）読み終わった時に”主役なんだ”と思った。マネージャーに台本を渡されただけだったので、読み終わった時に“主役じゃねーか！”と思い、マネージャーに確認したら、“そうですよ”って。初めて主役するのに、そんなに簡単に言うのか」と振り返りました。
また、娘役を演じた大野いとさんは「たくさんの島根県の人たちが支えてくれて出来上がった映画。みんなで作った映画なんだと噛み締めることができた。思い出はたくさんあるけど、温かくて、思い出すと嬉しくなってきて…」と語ったところで涙が溢れだし、言葉に詰まっていました。
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