ドラマ『復讐代行人 〜模範タクシー〜』の第1話が、映像配信サービス「Lemino(レミノ)」で配信された。
世間の批判を浴びながら性犯罪者の男が出所する。ところが刑務所を出たばかりの男を乗せたタクシーが行方をくらましてしまう。姿を消した男を捜すため捜査を始めた検事のカン・ハナ(イ・ソム)は、タクシー運転手のキム・ドギ(イ・ジェフン)と出会う。そんなドギは被害者に代わって復讐を代行する“模範タクシー”のメンバーとして、人知れず悪人を懲らしめる日々を送っていた。法では裁くことのできない社会にはびこる悪を前に、自らの正義を掲げるドギもまたつらい過去を抱える1人だった。そんな中、また新たな被害者から依頼が入り、ドギは復讐のために模範タクシーを走らせる。
「それなら望みを叶えてやろう」出所した凶悪犯を乗せて消えたタクシー
少女に性的暴行を加え、殺害したチョ・ドチョル(チョ・ヒョヌ)が出所しようとしていた。ドチョルは、無期懲役を求刑されたにも関わらず、酩酊状態を理由に減刑されたのだった。ドチョルは、集まった取材陣と群衆に深々と頭を下げ、「一生償って生きていきます。すみません」と言った。極刑や無期懲役を求める群衆は、ドチョルに罵声を浴びせる。ドチョルに「被害者と家族に謝罪しないんですか?」と問いかける記者がいたが、ドチョルは記者を睨みつけて無言で“模範タクシー”に乗り込み、その場を去った。
ドチョルを乗せたタクシーを、十数台の車と数台のバイクがカメラを向けながら追跡する。「被害者でもないくせに騒ぎやがって。おい、俺が誰か知ってるか?」「俺を刑務所に入れたヤツらをこれから殺しに行く」と、いきまくドチョル。サングラスの運転手は、無線で何者かと連絡を取り、警察の無線を傍受していた。自分が乗っているタクシーが警察にマークされていることに対して、ドチョルは「うっとうしい。こっちは静かに暮らしたいのに」と、毒づく。するとタクシーの無線が「それなら望みを叶えてやろう」と言った。タクシーは無線の指示に従い、追跡の車を巻いてドチョルが指定した行き先とは逆方向に向かう。「この野郎…」そう言ってベルトを外し、運転手の首を閉めようとするドチョル。しかし、蛇行運転しながらも運転手は応戦し、ドチョルの足に刃物を突き立てた。トンネルに入ったタクシーは、猛スピードでバックしながら、隣の車線の運転手から“何か”を受け取り、非常電話のボックスで待ち構えていた男にその“何か”を引き渡す。そしてそのままどこかへ消えたのだった。
検察や多くの機関が支援する“青い鳥財団”は、凶悪犯罪の被害者と家族の社会復帰を支援する“犯罪被害者支援協議会定期会議”を行っていた。青い鳥財団の代表であるチャン・ソンチョル(キム・ウィソン)が、ソウル北部検察庁の次長・チョ・ジヌ(ユ・スンモク)から財団の担当として紹介されたのは、失踪したドチョルの行方が気になっていた検事のカン・ハナ(イ・ソム)。ハナは、模範タクシーを調査し始めるが…。
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【制作・編集:All About編集部】