2025年8月24日

PCから投稿

鑑賞方法:映画館

この映画は、オウム真理教の元教祖の麻原彰晃(松本智津夫)の娘である松本麗華さんの人生を描いたドキュメンタリー映画です。父が裁判で有罪となり死刑執行されたことを理由に社会での障害及び人々の冷たい視線がある中で麗華さんが明るく逞しく生きる姿を描いており、深い感銘を受けました。

映画の中では、大学入学試験に合格したにもかかわらず入学を拒否されたこと、また、銀行で預金口座を開設しようとしても断られたりするなど加害者家族に対する対応には大きな疑問が残りました。この映画を観て、死刑制度の存置についても考えさせられました。罪を犯した人はその罪を償うことが必要ですが、私自身、命をもって償うということの理解が十分にできておりません。このことについては、自分なりの考えがまとまるよう勉強していきたいと思っています。
罪を犯した加害者と加害者家族というのは、全く別の存在であると思っています。(加害者である子が未成年で親権を持っている親は関係があると思っています)そのため、加害者家族に対して、社会的に制裁を加えるというようなことは道理に反していると思っています。

松本麗華さんには、これからも明るく逞しく生きて行ってくれることを願っています。そして、加害者家族の方が普通の人のように支障なく暮らせる社会が実現するよう私も尽力したいと思っています。
この映画を製作した長塚監督及びスタッフのみなさまには心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

のりあき それでも私は Though I’m His Daughter

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