復讐に燃える“バレリーナ”を主人公とする「ジョン・ウィック」シリーズ初となるスピンオフ作品。
ロシア系犯罪組織ルスカ・ロマは孤児を集め、暗殺者とバレリーナを育成している。
裏社会に名を轟かせる伝説の殺し屋、ジョン・ウィックを生みだしたその組織で殺しのテクニックを磨いたイヴは、幼い頃に殺された父親の復讐のため立ち上がる。
だが、裏社会の掟を破ってしまったことで、彼女の前に伝説の殺し屋が現れる。
出演は、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」などのアナ・デ・アルマスが主人公イヴを演じる。
また、ジョン・ウィック役の「マトリックス」シリーズなどのキアヌ・リーブスをはじめ、「アーニャは、きっと来る」などのアンジェリカ・ヒューストン、「エンド・オブ・ステイツ」などのランス・レディック、「ヘルボーイ」などのイアン・マクシェーンがシリーズから続投し、『ウォーキング・デッド』などのノーマン・リーダス、「ヘレディタリー/継承」などのガブリエル・バーンらが新たに参戦する。
監督は、「アンダーワールド」シリーズ、「ダイ・ハード4.0」「トータル・リコール(2012)」などのレン・ワイズマン。
脚本は、「ジョン・ウィック:パラベラム」「ジョン・ウィック:コンセクエンス」のシェイ・ハッテン。
原題「From the World of John Wick: Ballerina」
映倫区分R15+
2025年作品
アメリカ映画
配給はキノフィルムズ
製作会社はThunder Road Films=87eleven
上映時間125分
「ジョン・ウィック」シリーズの大ファンです。
スピンオフなんで、楽しみにしていました。
「ジョン・ウィック:パラベラム」に登場した舞踊家・暗殺者の“バレリーナ”を主人公にしています。
時系列は「ジョン・ウィック:パラベラム」と「ジョン・ウィック:コンセクエンス」の間となっています。
うーん。。。
かなりハードルが上がっていたのもあってか、ちょっと微妙なところがあるけど、やっぱりちゃんと面白いです。
シリーズの世界観の説明をしていないため、今作が初見の方はちょっと入りにくかも。
アクションは、相変わらず最高です。
殺し方も死に方もいい。
今作では、いや、今作でもバンバン死にまくります。
グロもそれなりにあるし。
個人的には本シリーズの方が好きではありますが。。。
スピンオフというより、「ジョン・ウィック 女性版」と言う方が近いのかもしれない。
あ、それがスピンオフということなんか。
展開的にはアクションがメイン。。。というかずっとアクションで、ずっと撃ちまくっていてザクザク進む。
余韻を感じさせない。
これは逆にいいのかも。
「ジョン・ウィック」シリーズらしい雰囲気はゴリゴリにあります。
でも、脚本的にはちょっと、うん?って思うところもあったかなぁ。。。
ちょっと脚本が弱い感じします。
プロット的には斬新ではないですね。
多少、ツッコミどころもあったりで。。。
ちょっとそこが引っかかる。
全体的にも格別面白いというところまではいかない。
とはいえ、セクシーなアナ・デ・アルマスはそれを抑えて、アクションに徹しているのがいいです。
それに、このシリーズは、戦い方が面白いですね。
火炎放射器VS火炎放射器で殺していくところは、テンション上がります。
さらには火炎放射器VS放水ホースの殺し合いも面白い。
日本刀も出てくるし。
これが「ジョン・ウィック」シリーズの醍醐味の一つですね。
殺されるシーン、殺すシーンでテンション上がり爽快感をたっぷり感じるシリーズで、その感覚がなんか自分の精神状態がおかしくなっているのか?とも思えますが、その非現実的な感覚になるのも、このシリーズの魅力ですね。
音楽も「ジョン・ウィック」で使われていたものが今作でもあったり、コンチネンタル・ホテルも出てくるし、あの人もちゃんといたり。
とにかく、色々な殺し方で殺しまくるというところは、スピンオフになっても、ブレていないのがいいですね。
■興行収入予想
現段階では上映館数343館と拡大ロードショー。
8月22日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「隣のステラ」、「アズワン/AS ONE」、「大長編 タローマン 万博大爆発」、「蔵のある街」、「大統領暗殺裁判 16日間の真実」、「パルテノペ ナポリの宝石」、「映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち」、「≠ME THE MOVIE -約束の歌-」、「マルティネス」、「六つの顔」など。
北米では2025年6月6日公開。
興行収入は、北米で現在約7,000万ドル付近と、ちょっと期待外れな感じ。
2014年の「ジョン・ウィック」は、製作費2,000万ドルで北米で約4,300万ドル、全世界で約8,876万ドル、日本で約3億3,1000万ドル。
2017年の「ジョン・ウィック:チャプター2」は、製作費4,000万ドルで北米で約9,200万ドル、全世界で約1億7,150万ドル、日本で約3億1,5000万ドル。
2019年の「ジョン・ウィック:パラベラム」は、製作費7,500万ドルで北米で約1億7,100万ドル、全世界で約3億2,100万ドル、日本で約5億4,0000万ドル。
2023年の「ジョン・ウィック:コンセクエンス」は、製作費1億ドルで北米で約1億8,650万ドル、全世界で約4億2,900万ドル、日本で約10億4,0000万ドル。
と、すっかり人気シリーズになっていますが、客層がちょっと偏っている感じです。
さて、今作はどうか。
今作はスピンオフなんで、本シリーズよりは落ちるかな。
初登場4位スタートと予想。
最終興行収入は8億4,000万円と予想。
星3つ半(5点満点)
★★★☆
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