2000年代の海外ドラマブームを牽引した名作といえば、2004年に放送を開始した『デスパレートな妻たち』を思い浮かべる人も多いだろう。8シーズンにわたって放送されたこの大ヒットシリーズの華やかな舞台の裏側では、主演女優たちの間に絶えず確執の噂が流れ、度重なるトラブルで世間を騒がせたこともまた事実である。そんな中、米People誌の取材に応じたのは、本作でエヴァ・ロンゴリア演じるガブリエルの不倫相手で庭師のジョンを演じたジェシー・メトカーフだ。彼が当時の思い出を語った。
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「仕事があるだけで幸せだった」俳優として波に乗っていた日々
『デスパレートな妻たち』は、ジェシーの出世作である。コネチカット州の小さな町で育ち、ほとんど演技経験がなかったジェシーにとって、俳優として生計を立てられることは刺激的で、とても充実感があったという。
「あの頃はとにかく仕事があるだけで幸せだった。何も決まっていない状態からオーディションを受けて、仕事が決まったんだ」と、当時の心境を振り返ったジェシー。
続けて、「あの作品で僕は本当に打ちのめされ、あらゆる壁にぶつかったこともあったけど、とにかく楽しんでいた。波に乗っていたんだ」と語っており、キャリアの絶頂期を心から満喫していた様子がうかがえる。
女優たちの確執は「全く目に入らなかった」
ところで、ジェシーは舞台裏で囁かれていた主演女優たちのトラブルに気づいていなかったのだろうか。
この問いに対し、ジェシーは「撮影現場で主演女優たちの間に起きたドラマについては、たくさんの話が出ている。でも僕は、その瞬間瞬間に夢中だったから、そんなことは全く目に入らなかったんだ」と答えている。
共演者たちの間に流れる独特な空気感に気づかなかったからこそ、彼は自身の役に集中し、最高の演技を魅せ続けることができたのかもしれない。
リブート版への出演は?
現在、『デスパレートな妻たち』は『Wisteria Lane(原題)』というタイトルのもと、リブート企画が進行中だ。舞台となった郊外の通り名を冠した作品だけに、オリジナルキャストの再登板が期待されるが、ジェシーは出演するのだろうか。
ジェシーは「オリジナルキャストが起用されるかどうかわからない」と述べており、自身の出演については明言を避けている。
『デスパレートな妻たち』はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:People