建築・環境・インテリアの実作にフォーカスした展覧会「SDレビュー2025(第43回 建築・環境・インテリアのドローイングと模型の入選展)」が、東京と京都の2会場で開催されます。建築家・槇文彦氏の提唱により1982年に始まったこのレビューは、現代建築の可能性を伝える場として、今もなお高い注目を集めており、設計者の思考の軌跡を、ドローイングと模型を通じて読み解くことができる貴重な機会となっています。
SDレビューとは
「SDレビュー」は、設計者が建築を「実際に建てる」という前提のもと、ひとつの明確なコンセプトを導き出すまでの思考過程を、ドローイングと模型によって表現する展覧会です。イメージやアイデアにとどまらず、実現に向けて具体的に動いている計画案が対象となっている点が、大きな特徴です。
2024年会場風景写真 ©︎鹿島出版会
2024年会場風景写真 ©︎鹿島出版会
建築の「現在進行形」を捉える
「SDレビュー」は、設計者の思考と構想を社会へと開く場であり、展示の背後にある時間や背景に目を向けることで、現代建築のトレンドや関心領域が浮かび上がります。模型や図面に込められた構想を通して、建築がどのように人々の暮らしや環境と交差していくのかを読み解くことができます。
若手から中堅、経験豊かな設計者まで、世代を超えて集まる作品群から、建築の「今」と「これから」を感じていただける展覧会です。
■入選作品
モナステリーディスティラリー|石飛 亮+東郷 拓真
スクラップ・アンド・リファイン|大庭 拓也+茅原 愛弓+北潟 寛史+橿渕 開
還る墓|小野 直輝
廃墟の上棟|神本 豊秋+能村 嘉乃+筒井 祥平
白樺の森のヴィラ群|桐 圭佑
スハープスコーイ – A Gathering Place for People|グリアー・ハナ・ハヤカワ+ヘクター・バランテ・モンテス
暮らしの拡張基地|佐藤 布武+佐藤 あゆ+森本 莉央+伴 拓実+池田 裕太郎
House in Leersum|シモン・グリフィン+鶴田 航+上林 修司
竜泉寺の門|畑 克敏+足立 拓哉+深澤 愛佳+深澤 創一+梅村 樹+田中 碧衣
八幡野の小屋|原田 雄次
時を纏う橋の町屋|降旗 範行+酒井 千草
旧吉野小プロジェクト|村山 徹+加藤 亜矢子+塚越 竜也+二又 大瑚
「SDレビュー 2025」開催概要
[東京展]
会期:2025年9月19日(金)〜 9月28日(日) ※ 会期中無休
時間:11:00 – 19:00(最終日は16:00まで)
会場:ヒルサイドテラス F棟 ヒルサイドフォーラム(東京都渋谷区猿楽町18-8)
[京都展]
会期:2025年10月3日(金)〜 10月25日(土)
時間:10:00 – 17:00(入館は16:30まで) ※ 10月18日(土)、日曜・祝日休館
会場:京都工芸繊維大学 美術工芸資料館(京都市左京区松ヶ崎橋上町)
公開プレゼンテーション:10月4日(土)実施予定(詳細は公式サイトをご確認ください)
東京展に関するお問合わせ・詳細
主催:鹿島出版会
E-mail:sd@kajima-publishing.co.jp
公式サイト:https://www.kajima-publishing.co.jp/sdreview/
京都展共催:京都工芸繊維大学
後援:朝倉不動産
協賛:鹿島
竣工写真撮影協力:日本建築写真家協会