2025年8月21日

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鑑賞方法:映画館

この作品は、第二次世界大戦で“沈まなかった駆逐艦”として語り継がれる「雪風」の物語を描いた作品です。単なる戦争映画というよりも、そこに生きた人間の「覚悟」と「誇り」を真正面から描いていました。
映画の中で強く感じたのは、「生きることは責任」だということです。
仲間を思い、国を思い、最後まで信念を貫いた兵士たちの姿には、観ているこちらの胸が締めつけられるようでした。特に、戦闘で命を落としていく者たちの背中と、それを見送る仲間たちの表情には涙が止まりませんでした。
「雪風」はただ沈まなかった船ではなく、信念を曲げず走り抜いた象徴です。嵐に叩かれようと、仲間を失おうと、旗を掲げて最後まで進み続ける姿には、今を生きる自分たちにとって大切な“生き方のヒント”が込められていると思いました。
現代の私たちは銃を持って戦場に立つことはありません。
ですが、SNSの中で飛び交う誹謗中傷や情報に振り回される毎日、人間関係の中での孤独や裏切り──これも一つの「現代の戦い」だと思います。
だからこそ、この映画が伝えている「信じ抜く力」「自分を貫く心」「仲間と共に生きる誇り」は、決して過去の話ではなく、今に生きるテーマだと感じました。
また、この作品を通して改めて考えさせられたのが「平和とは何か」という問いです。
それは、争わないこと、人を憎まないこと、人を見下さないこと。
そして「愛」と「優しさ」を持って人と接すること。
「ありがとう」「大好きだよ」という何気ない言葉が、未来を変える一番の武器になるのだと強く思わされました。
戦争を直接知らない世代の自分にとって、「雪風」はただの歴史を学ぶ映画ではありませんでした。
これは“命の証”を感じ、未来への責任を背負うきっかけとなる映画です。
「同じ過ちを繰り返さないためにどう生きるのか」を真剣に考えさせられる一作でした。

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雪風 YUKIKAZE

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