アニメーション映画『秒速5センチメートル』の実写映画版の主題歌として、米津玄師さんが新曲「1991(ナインティ―ンナインティワン)」を書き下ろしたことが発表された。
本主題歌に関して、米津玄師さんと監督をつとめる奥山由之さんがコメント。
同じ1991年生まれで、「感電」「KICK BACK」のミュージックビデオやアーティスト写真でタッグを組んできたふたりが、制作の経緯や作品に対する想いなどを綴っている。
劇場用実写映画『秒速5センチメートル』予告2|主題歌 米津玄師「1991」作品に共通する「1991年」という起点
米津玄師さんは主題歌の制作にあたって「子供のころ原作と出会い、数年まえMV監督としての奥山さんと出会い、やがて映画監督にもなった彼がこのような素晴らしい映画を撮り、そこにわたしの居場所があったのが嬉しくてなりません」とコメント。
米津玄師さんは1991年生まれで、10代の頃に新海誠さんの『秒速5センチメートル』と同作品の小説に深い感銘を受けている。一方、本作の主人公・遠野貴樹と、ヒロイン・篠原明里が出会ったのが1991年。
米津玄師さんは原作の世界観をリスペクトしながら、主人公に自らを重ね楽曲を制作したと振り返っている。
松村北斗の初単独主演映画となる実写版『秒速5センチメートル』
本作は新海誠監督によるアニメーション映画『秒速5センチメートル』の実写映画版。原作は2007年に公開された短編連作アニメーションとなっている。
監督は奥山由之さん、脚本は鈴木史子さん、主人公・遠野貴樹の役はSixTONES・松村北斗さん、ヒロイン・篠原明里の役は高畑充希さんがつとめる。なお、松村北斗さんにとって本作は初単独主演映画となる。
今回新たに公開された予告編は幼少期、高校生、社会人という時の流れを感じる映像に。
「いつか、どこかで、あの人に届くことを願うように。」というキャッチコピーが似合う、切ない予告編となっている。
米津玄師さんの新たなアーティスト写真も公開
米津玄師さん「1991」アーティスト写真/Photo by 奥山由之
今回の発表に併せて、奥山由之さんが撮影した米津玄師さんの新たなアーティスト写真も公開。
ふたりのコラボレーションは数多く存在しているが、最近では「からくた」発表時のアーティスト写真が記憶に新しい。
米津玄師さんの新しいアーティスト写真を撮影しました。@hachi_08#米津玄師 #kenshiyonezu #がらくた pic.twitter.com/yWuhhguGna
— 奥山由之 (@okuyama_333) April 29, 2024
KAI-YOU編集部_音楽・映像部門
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