新海誠氏原作、奥山由之監督による実写映画『秒速5センチメートル』の主題歌として、米津玄師が「1991」を書き下ろしたことが発表となり、楽曲を使用した最新の予告編が公開。また、奥山監督が撮影した、米津の新たなアーティスト写真も公開致しました。


Photo by 奥山由之

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米津玄師 コメント
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映画を試写で初めて見させてもらった時、冒頭から終わりまで全てのカットに奥山さんの熱意と執念が滲むその出来栄えに「すごいものを見た」という興奮をおぼえました。子供のころ原作と出会い、数年まえMV監督としての奥山さんと出会い、やがて映画監督にもなった彼がこのような素晴らしい映画を撮り、そこにわたしの居場所があったのが嬉しくてなりません。映画の為に書き下ろした曲であるのはもちろんですが、先述の経緯による影響もあってか同時にわたしの半生を振り返るような曲にもなってしまい、映画のキーワードでもあるところの1991というタイトルにさせてもらいました。どうかよろしくお願いします。

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奥山由之監督 コメント
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互いに「1991」年に生まれ、同じ時代にものづくりを始めて、だからこそ(きっと)似た悩みをくぐり抜けながら、時に一緒に創作をしてきた米津さんと、ついに『秒速5センチメートル』を共に描けたことが嬉しくてなりません。
主人公である貴樹の半生に、映像や音楽を通して僕ら自身を重ねて描くことの意味が「1991」という曲の筆跡に詰まっているように感じて、初めて聴いたとき、その歌詞と音色に心が震えました。一歩一歩の歩みを大切に踏みしめるような旋律を、ぜひスクリーンで体感していただけましたら幸いです。

劇場用実写映画『秒速5センチメートル』予告2/ 主題歌 米津玄師「1991」


©2025「秒速5センチメートル」製作委員会

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『秒速5センチメートル』
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10月10日(金)公開

ストーリー
1991年、春。
東京の小学校で出会った貴樹と明里は、互いの孤独にそっと手を差し伸べるようにして、少しずつ心を通わせていった。
しかし、卒業と同時に、明里は引っ越してしまう。
離れてからも、文通を重ねる二人。
相手の言葉に触れるたび、たしかにつながっていると感じられた。

中学一年の冬。
吹雪の夜、栃木・岩舟で再会を果たした二人は、雪の中に立つ一本の桜の木の下で、最後の約束を交わす。
「2009年3月26日、またここで会おう」

時は流れ、2008年。
東京で働く貴樹は、人と深く関わらず、閉じた日々を送っていた。
30歳を前にして、自分の一部が、遠い時間に取り残されたままだと気づきはじめる。
そんな時にふと胸に浮かぶのは、色褪せない風景と、約束の日の予感。

明里もまた、あの頃の想い出と共に、静かに日常を生きていた。

18年という時を、異なる速さで歩んだ二人が、ひとつの記憶の場所へと向かっていく。
交わらなかった運命の先に、二人を隔てる距離と時間に、今も静かに漂うあの時の言葉。
――いつか、どこかで、あの人に届くことを願うように。
大切な人との巡り合わせを描いた、淡く、静かな、約束の物語。

作品概要
原作   新海誠 劇場アニメーション『秒速5センチメートル』
監督   奥山由之
脚本   鈴木史子
音楽   江﨑文武
主題歌  米津玄師「1991」
劇中歌  山崎まさよし「One more time, One more chance 〜劇場用実写映画『秒速5センチメートル』Remaster〜」
出演   松村北斗 高畑充希
     森七菜 青木柚 木竜麻生 上田悠斗 白山乃愛
     岡部たかし 中田青渚 田村健太郎 戸塚純貴 蓮見翔
     又吉直樹 堀内敬子 佐藤緋美 白本彩奈
     宮﨑あおい 吉岡秀隆
制作プロダクション  Spoon.
配給   東宝

『秒速5センチメートル』
公式サイト               https://5cm-movie.jp
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