手越祐也が、日本テレビ系で10月スタートの連続ドラマ「ぼくたちん家」(日曜午後10:30、開始日未定)に出演することが分かった。
及川光博が主演を務める本作は、現代社会の“すみっこ”で生きる人々が、愛と自由と居場所を求めてたくましく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリー。ちょっと不器用で、やたら情に厚い男・波多野玄一(及川)が胸をふるわせたのは、中学教師の作田索(手越)。だけど彼は、人生も恋も冷めきったようなクールなゲイ。そんな2人の前に現れたのは、15歳の少女・楠ほたる。トーヨコに入り浸る訳アリ少女が、大金を手に「私、あなたを買います。3000万円で。中学卒業までの半年間、親のフリしてください」と言い放つ。社会のすみっこでつながった3人の奇妙な生活を描く、笑って、泣いて、笑っちゃう奇妙なホーム&ラブコメディーだ。
プロデュースは、同系の「すいか」(2003年)、「野ブタ。をプロデュース」(05年)、「泣くな、はらちゃん」(13年)、「だが、情熱はある」(23年)など数々のヒット作を手がけた河野英裕氏。脚本は「日テレ シナリオライターコンテスト」2023年度審査員特別賞を受賞した新鋭・松本優紀氏が担当する。
これまでも俳優として、「ヤマトナデシコ七変化」(10年/TBS系)や、「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」(06年)、「デカワンコ」(11・12年/ともに同系)などの話題作で活躍してきた手越が、7年ぶりのドラマ出演となる今作で演じるのは中学教師の作田。「恋なんていらない。革命はずっと“不革命”。僕の人生は、まだズッポリ模索中ですから」というクールなゲイで、そんな彼が、ある日偶然出会った「人間は恋と革命のために生まれてきたんです!」と語る玄一によって、翻弄(ほんろう)されていく。
本作では、音楽業・俳優業と多岐にわたり活躍し、ファンを魅了してきた及川と手越の初共演が実現。共に“王子”の称号を持ち、これまでそれぞれのフィールドで輝きを放ってきた2人。一見、交わることがなかったように見える彼らが織り成す新たな化学反応に期待が高まる。そんな日本を代表する“ダブル王子”がついに初対面を果たした際の貴重な2ショットも到着。金髪でおなじみの手越の髪色はなんと黒髪姿。本作で一体どのような演技を見せてくれるのか、バラエティー番組や音楽ライブでは見られない俳優・手越に期待が寄せられる。
手越は「この作品のお話をいただいた際に、プロデューサーの熱い思いを伺い、『“索”役は手越さんにお願いしたい』と言っていただけたことに感銘を受け、素直にうれしく思いました。実際に監督たちとお会いして、僕が考える索のイメージを伝えると、脚本が進むごとにそのイメージに近づいていき、僕らしい索を考えてくださっているんだなと感動しました」と自分らしい役づくりへの感動を吐露。
加えて、「及川さんとは初対面でしたが、とても気さくで明るい方で、すぐに打ち解けました! 僕は人との距離を一気に縮めるタイプなので、初対面から『ミッチー』と呼んでしまって(笑)。現場の雰囲気もよく、『これは楽しい撮影になりそうだな』と今からワクワクしています」と現場の和やかな雰囲気に手応えを伝えた。
さらに、作品のテーマについては、「脚本を読んでいると、自然と笑みがこぼれたり、涙があふれたり、心が大きく揺さぶられました。LGBTやトーヨコなど、現代を象徴するテーマも描かれており、僕自身、愛の形は人それぞれで、誰かがそれを批判したり否定したりするものではないと考えています。互いが幸せならそれでいいじゃない! と、これまでの人生で感じてきた思いや、この作品の楽しさ、そして『みんなが悩みを抱えながら生きていて、みんなが同じでなくてもいいんだよ』というメッセージを、この作品を通して伝えたいです」と多様性への強い思いを語った。
及川は、「今回、恋の相手役として初めて手越くんとご一緒することになりました。普段、ドラマや映画の現場では、周囲とのバランスを取るのが好きで、バイプレイヤーとして立ち回ることが多いのですが、手越くんの全開のポジティブパワーに出合い、その勢いに圧倒されました。私もよく『陽キャ』と思われがちですが、実は『ビジネス陽キャ』なんです(笑)。一方、手越くんはまさに天然の陽キャですね。現場のムードメーカーとしても素晴らしく、共演者としてとても心強い存在です。和気あいあいとした現場から、楽しいドラマを一緒に作っていきたいと思います」と手越のポジティブパワーへの驚きを表明した。
手越とは「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」以来のタッグとなる本作の河野プロデューサーは、「20年前、『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』というドラマで高校生役として出演してくれた手越祐也さん。制服姿の手越くんの健気でキュート、そして愛嬌たっぷりのコミカルな姿は、今も鮮やかに覚えています。そして今回、久しぶりにテレビドラマで『役者・手越祐也』を届けられることが、本当にうれしいです」と20年越しの再会への喜びを表現。
続けて、「演じるのは、恋や人生に少し距離を置きながらも、どこか心の奥底には熱を秘めたゲイ・作田索。派手な笑顔の裏にある人間くささや弱さを、どう見せてくれるのか楽しみでなりません。バラエティーで見せる姿とはまた違った、俳優・手越祐也に出会える作品になるはずです。ミッチー&手越って、想像を超えてくる気がします。その瞬間をぜひ、目撃してほしいです」と新たな手越の一面が見られることを予告している。
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