2025年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
海軍軍人ヒューマンドラマであり、歴史映画や戦史映画ではない。実話をもとにしたフィクションとして映画を楽しんでもらいたい。
【残念な点、フィクション】
・戦史シーンは少なく、雪風が水没者を救助しているシーンばかり。戦史映画としでなく、あくまでヒューマンドラマとして見る映画である。
・キャストが長髪。とくに二等水兵で丸刈りじゃないなんてありえない。そもそも二等水兵は入隊2か月後には一等水兵になるので、せめて一等水兵にすべき。
・玉木宏の「先任伍長」なんて階級は旧海軍には存在しない架空の階級。伍長って時点で陸軍みたいで史実と異なる。分隊長とか甲板長にすればよかったのに。
・米軍潜水艦の魚雷のスピードが速すぎる。こんなにスピードはない。
・大和特攻は映画では軍令部作戦部作戦課長役の石丸幹二が主導しているが、史実は連合艦隊司令部が主導した。いっぽう伊藤整一長官へ、不本意ながら作戦を伝える草鹿参謀長は史実に沿って登場してくる。映画の中では唐突な印象である。
・士官(航海長や水雷長)が老けている。大尉くらいなので30歳くらいが適当。(機関長と主計長役はちょうどいい歳キャストかな。)
・プロペラを座礁で損傷するのは史実に基づくが、スピードは16ノットまで低下した??。遅すぎる、そんなに低下はしていない。史実は26ノットくらいじゃないか?
【良かった点】
・水葬のシーン。これはラッパの演奏などリアルに思えた。
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雪風 YUKIKAZE