2025年8月19日
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鑑賞方法:映画館
太平洋戦争で緒戦から活躍し、奇跡的に終戦まで生き残った数少ない残存艦の一隻である駆逐艦「雪風」を描いた物語です。戦争映画では珍しく、太平洋戦争の時系列の解説が所々有るので、事前知識無くとも観れます。
しかし、ストーリーに関しては何を描きたかったのか、伝えたかったのかがよく分かりませんでした。
雪風の艦歴なのか、太平洋戦争における日本の苦しさなのか、命の尊さなのか、戦争の悲惨さなのか…
どれもごちゃごちゃに中途半端に混ぜられており、上映終了後に「この映画はなんだったんだ?」と思ってました。
後は大きく気になった点が2点ほどあり、
1つ目はCGが全体的にチープなところです。昨今の海外映画にはクオリティで圧倒的に劣っており、10年以上前に地上波のNHKで放送されていた「坂の上の雲」や、「永遠の0」と比べても見劣りするものがありました。クレジット見てもCG関係についてる人の数がかなり少なかったので、もう少し頑張って欲しかったところです。
2つ目は登場人物のキャラ作りが甘かったところです。
特に頭髪に関して、この時代の海軍のしかも兵や下士官に長髪が許されてるとは思えませんが、チャラチャラし 如何にもた現代風の登場人物達が出ており、この辺はしっかりと時代考証して役作りをして欲しかったです。
日本で戦争映画を作ることはやりづらい事は分かるんですが、せっかく戦後80年で終戦の日に合わせて公開もする様な気合の入れようだったのですから、もっと予算をかけてちゃんと作って欲しかったです。
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雪風 YUKIKAZE