米メディア大手コムキャストが年内に予定する主要ケーブルテレビ事業のスピンオフ(分離・独立)計画に向け、傘下の報道局「MSNBC」は「マイ・ソース・ニュース・オピニオン・ワールド(MS NOW)」として刷新される見通し。2021年12月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[18日 ロイター] – 米メディア大手コムキャストが年内に予定する主要ケーブルテレビ事業のスピンオフ(分離・独立)計画に向け、傘下の報道局「MSNBC」は「マイ・ソース・ニュース・オピニオン・ワールド(MS NOW)」として刷新される見通し。ロイターが18日、社内メモを確認した。
動画配信などのストリーミング事業が成長する半面、ケーブルテレビ事業の視聴者数が減少する中、コムキャストは傘下NBCユニバーサルが抱える経済テレビ局「CNBC」などのケーブルテレビ事業の大部分を切り離し、新会社「バーサント」を設立する計画を進めている。
バーサントのマーク・ラザラス最高経営責任者(CEO)のメモによると、ケーブルネットワークや複数のチャンネルではNBCの「孔雀」のロゴは使用されなくなる見通し。
CNBCは「Consumer News and Business Channel」の略となる名称を維持し、新しいロゴを作成中という。
MSNBCのレベッカ・カトラー社長は18日付のメモで、分離の準備として組織内で100近くのポジションを募集しているとした上で、「われわれの名前は変わるが、われわれが誰であり、何をするかは変わらない」と述べ、編集の方向性を変えることはないと付け加えた。
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