美しいハーモニーと優れた表現力で定評ある清泉女学院音楽部
城廻の清泉女学院高校音楽部が7月25日から27日にかけて東京都の第一生命ホールで行われた第7回東京国際合唱コンクールに出場し、学校合唱部部門と室内合唱部門で1位を獲得した。グランプリ選でも優勝し、来年ポーランドで開催される世界合唱選手権大会(WorldChoralChampionship)に出場する。
これまでにも多数のコンクールで金賞や優勝の経験を持ち、美しいハーモニーが世界的に評価される同部。4月のブダペスト国際合唱コンペティションでは36人で参加したが、3年生が引退した今回のコンクールは1、2年生21人で臨んだ。
人数が少なくなることで全体の声量は下がるものの、それを補うために旋律の明瞭さを際立たせ、同部の魅力であるハーモニーに磨きをかけた。「広すぎず、響きの良い第一生命ホールが会場だったこともプラスになった」と佐藤美紀子顧問は語る。
2部門1位とグランプリ優勝に加え、国内合唱団の最優秀賞である文部科学大臣賞も獲得。部長の平山咲葵(さつき)さん(2年)は「本当にうれしい」と満面の笑み。来年の世界選手権に向けて佐藤顧問は「より一層、多種多様な表現力を身に付けたい」と新たな課題を見据え、「聴いていただく皆さまも自分たちも楽しめる歌をこれからも届けていきたい」と話す。