「PERFECT DAYS」をかんがえる① ヴィム・ヴェンダースが捉える東京 感情労働と静かな生活 #17
[音楽]
はい。じゃあ、えっと、パーフェクトデイズは の、ま、話をちょっと今回、ま、しようかなみたいなので話してて。 [音楽]
うん。 ま、俺はそんなにめちゃくちゃ映画好きってわけじゃなくて、そのなんて言うんだろうな、っつりこう監督の名前からこの感じかなみたいなのがすぐ浮かぶタイプじゃなくて、素晴らしい映画がなんかあるっていうので、ま、見てみようみたいなノりで、あの、ベンダーズっていう監督、 は、知ってたけど、ま、そのわゆる巨匠の名前的な、 そういうイメージでしかあんまりなくて、ま、そういう感じで見ました。 で、それで見た上で、そうだね、もう完全に日本の、ま、全的な部分というか、すごいきなり一発はもう完全にこう修行層の あの話だなっていう 感覚だったし。
ビムベンダースってそれこそパリテキサスみんなが好きなパリテキサスとかベルリン天使とかあるけどうん。 やっぱりテキサスも結構その無口な男性が主人公で妻と子供のまなんやけどなんかやっぱりビムベンダースって無口な男書くのうまいなみたいなのが うん。うん。
やっぱり最初に印象としてはあったかなっていうので、今回のパーフェクトデイズを見返してて普通に思ったのが自分が今東京に住んでるんやけどトイレの汚さってこんな感じやなっていうなんかそのリアリティをまず感じたかな。ちゃんとそのトイレっぽい汚さなんかその うん。うん。
あのトイペが落ちてるとか なんかそういう汚さがなんかあってうん。 なんかそれはなんか気づいたというか、なんかそこのリアズムみたいなのはすごいちゃんとあ、 [音楽] してるなみたいな。
なんか映画としてその役所工事演じる平山 うん。平山さん
がなんか俺的にうん。いや、いい映画やし大体ま、 10人か8
人はこういう生活したいみたいなその 沈黙の中で生きるみたいな。
うん。うん。うん。あると思うんやけど。 うん。
ただこれって正解なのかみたいなのは俺では結構しりが残ってて さ、ずっと一緒のカセット聞いてさ、何にもアップデートされないわけよ。役職をし、 ま、本はあれやけどうん。うん。
なんかそれってどうなんみたいなのはやっぱり感じて うん。
うん。 ま、表面的な変化みたいなのは
うん。の外から見たらめっちゃくちゃ うん。
ほぼないように見える けど。
うん。 どうなんだろうね。なんかその本人の中の経験としての変化みたいな うん。うん。
のについてはなんか感じたことある?例えばこうちょっとずつ違うじゃん。毎回繰り返し聞いてる音楽とかはねアップデートされないかもしんないけどさ。 ルーティンワークっていうところ
うん。 がすごい徹底的に
守られてるから。 そうだね。守られてる。うん。
やっぱりあそこに行きたいけど、なんかあそこに行くためにはシンプルにその感情労働 なんかその人と
対面する仕事じゃないっていうのがまず大切で はい。
うん。 避けてるもんね。
そうそう。感情労働じゃないからこそ生活ができてるとも言える ような
うん。うん。 ところだなって俺は思ったけどね。 そうだよね。
ま、多分広山自身も自覚していて人とのお関わりもんね。 その辺っていうか
なんかこじらせてた時期にさ うん。
あのああいう風な多分そのあんな具体的な平山はうん。 当時なかったけど
うん。 なんかこう人と喋らずに
うん。 もうある意味閉じこもって
うん。 いた方がなんかこう揺れないじゃん、心は。 うん。
なんかそういう風にしようみたいな風に思ってた時期あった。 めちゃくちゃわかる。 今ですらそれかも。
うん。うん。なんかね、ある。 なんか今でこそね、ま、ただなんかその変化っていうものをさ、 もっと強授したいみたいなのもさ、あるからさ。
うん。うん。 あのね、知らない場所に行って、知らない人に話しかけてみたいなことをちょっとなんか意図的にやりたいなみたいなモチベーションになる時もある。 うん。うん。
けどなんかベースがやっぱりなんかそこに最初に憧れたみたいなのが自分の中にあるからその精神性はすごい共感するしね。 特徴的というかすごい引っかかった言葉がさ うん。
あのなんか変わらないものなんてないみたいな話たじゃん。なんか あうん。
あれどう思った? あれよね。だいぶ後半の方の話だよね。えっと話の事系列だと本当に そう。うん。
最後の日の最後の朝の前夜かな。前夜のあれだよね。石川さより演じるママの、 え、元旦那が訪ねてきて、で、その 3階を、え、平山が目撃して うん。
で、もうすごい多分心が揺れて、え、なんか焼け酒というか、なんか逃げ酒みたいなのをコンビニで買って うん。
あのね、川の近くで方にくれてる うん。っていうような時に三友さんが来て
、まさそのもうすぐその三浦友はガで死ぬ とまタワムれが始まるんだよね。あの平山
が出来上がるまでの世界のさ、話っていう のがさ、これまでに色々あった上で友山、
え、三浦友のもうすぐ死ぬっていう状態に なんかすごい共感
うん したんだと思うんだよね。なんか
ああはい。 そうじゃないとこう一緒にこうお酒を飲むみたいなシチュエーションにならないっていうかさ、すごい饒舌に喋り出すじゃん。あのタイミングだけなんて言うんだろうな。今までこう人を避けてた平山があそこまでこう他者に常年をちょっとずつ出しながら うん。
うん。変化するものなんてない。あってたまるかみたいなさくの うん。セリフだったから。あ、 平山ってすごい無口だからこそアイコンタクトぐらいな挨拶しかないからこそう なんかそこの1つの
壁というか うん。
人間関係としてのね、 1
つすり抜けてるというか、自分はこういう人間なんですっていうのを 確に分からした上で
うん。 急に影踏みするなんてさ
うん。 おかしいじゃん。
でもあのシーンすごいあのなんだろうな。わゆるちょっと技術的なそのカメラの技術的な話でさ、すごいなって思ったのがさ、光と影の話をさしてるじゃん。あの うん。
チャプターって。 あの、ま、生徒とかさ、夫婦生活のその光
と影的な意味も内方してだろうし、え、 1人とね、大勢みたいなその賑やかさとさ
、寂しさとみたいなもの大避とかにもなっ てたし、なんかその退避をさ、あの、夜景
が綺麗な川沿いで言ってるんやけど、その フォーカスをさ、え、徐々にこう解放し
たり、え、絞ったりしてその玉ボケがある うん。飛振度的な話をね。
そうそうそうそうそうそうそう。あの玉ボケっていうすごい丸が綺麗なボケがさ、光がこう 1個1
個点になってま、丸か旧型になってさくんやけどあれがさ皮っていうのとさ丸い うん。
割りの玉っていうのでいいわゆるそのさ、ま、レコじゃないけどさ、人玉みたいなさ、風にも見えてきたりとか するんだよね。
ま、したんだよね、自分は。で、いわゆる川だし、ま、そのさ子の川的なイメージもあるだろうし。で、 なるほど。
そう、そう。あと光 うん。
ていうものの 具限化されたメタファーにもなってるし うん。うん。
うん。で、自分たちのさ、その影がさ、その、えっと、川の駅面に移って、映ってゆらゆらゆらゆラ揺れてたりもする。 [音楽] うん。
なんかそういうその無常でさ、こう頼りない [音楽] 1
人の人間の揺らぎみたいなのをさ、なんかああいう風にうん。よくこう映像として表現するなっていうのがやっぱりさすがやなって見てて ああ
ないね。 確かにね。 [音楽]
空中公演 #017
[語り手]
▼ 松田 翔吾
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▼ 立花 宗之
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Logistics(website): https://logistics.tachibana.muneyuki.org/
【空中公演メンバー】
▼ 髙橋 良輔
Instagram(Personal): https://www.instagram.com/takhs_works/
Instagram(Shop): https://www.instagram.com/chapter_1_gallery/
Chapter1 Shop HP: https://chapter1-halfway.studio.site/
【紹介作品】
タイトル: PERFECT DAYS
監督: ヴィム・ヴェンダース
脚本: ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬
製作: 柳井康治
製作総指揮: 役所広司
出演者: 役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、三浦友和、田中泯
撮影: フランツ・ルスティグ
公式HP: https://www.perfectdays-movie.jp/
【あらすじ】
東京スカイツリー近くのアパートに住むトイレ清掃員の平山は、毎日決まったルーティンで働き、カセットテープを聴きながら公衆トイレを清掃する。規則正しい日々の中で、彼は木々の写真撮影や読書、銭湯、小さな居酒屋でのひと時といったささやかな楽しみを見出している。
ある日、若い同僚のタカシと彼のガールフレンドのアヤとの交流、そして家出してきた姪のニコとの共同生活が、平山の静かな日常に変化をもたらす。タカシが仕事をやめ、偶然居酒屋で出会ったママの元夫との会話を通して、平山は人生の機微や人との繋がりを改めて感じる。物語の終盤、平山は涙と笑顔が入り混じった複雑な感情を胸に、いつものように仕事へと向かう。