竹馬靖具監督、中川龍太郎の原案による『そこにきみはいて』が11月28日(金)に決定。あわせて、主演の福地桃子が演じる香里と共演の寛一郎が演じる健流、それぞれの視点で描く特報映像2種とティザービジュアル2種が解禁となった。

【写真を見る】福地桃子演じる香里【写真を見る】福地桃子演じる香里[c]「そこにきみはいて」製作委員会

名づけられなかった感情、誰にも理解されない痛みを繊細かつ大胆な詩的リアリズムで描く本作。主演には、舞台「千と千尋の神隠し」で主人公の千尋を演じ、iPhone 16 Proで撮影された是枝裕和監督の短編映画『ラストシーン』(25)でも絶賛を浴びた福地桃子。ヒロインの香里役は彼女への当て書きだ。そして、『菊とギロチン』(18)などの演技で新人俳優賞を総なめして以来、『ナミビアの砂漠』(24)や連続テレビ小説「ばけばけ」など活躍の場を広げる寛一郎が、香里と特別な絆を結ぶ健流役で出演する。このほか、兒玉遥、朝倉あき、筒井真理子ら、物語に共鳴した俳優陣が集い、それぞれの誠実なまなざしで作品世界を支える。

寛一郎演じる香里と特別な絆を結ぶ健流寛一郎演じる香里と特別な絆を結ぶ健流[c]「そこにきみはいて」製作委員会

原案は『走れ、絶望に追いつかれない速さで』(14)や『四月の永い夢』(17)を手掛けた映画作家で詩人でもある中川龍太郎。中川の盟友であり、作品ごとに新たな側面を見せ続ける『今、僕は』(09)や『蜃気楼の舟』(15)、『の方へ、流れる』(22)の映画作家、竹馬靖が監督&脚本を務め、静謐な映像と誠実な語り口で、誰かと共に生きることの難しさと希望を描き出していく。さらに、中川が俳優としても参加して中野慎吾を演じる。国内外から注目される2人の映画作家の唯一無二のコラボレーションで描く、新たなる詩的リアリズムの世界が誕生した。

このたび解禁された特報は、「-side 香里-」と「-side 健流-」の2種で、香里と健流それぞれの視点からモノローグが語られ、唯一無二の存在との“出会い”と“喪失”を思わせるティザー映像となっている。

海辺の船上でたたずむ香里を捉えたティザービジュアル海辺の船上でたたずむ香里を捉えたティザービジュアル[c]「そこにきみはいて」製作委員会

ティザービジュアルは、海辺の船上でたたずむ香里と物思いに耽るような健流、それぞれの姿を捉えた2種。「嘘でも 特別だった」(香里)、「本当のことは 言えなかった」(健流)という言葉が添えられ、何かを隠しているような2人の関係性を詩的に想起させるビジュアルとなっている。

物思いに耽るような健流を捉えたティザービジュアル物思いに耽るような健流を捉えたティザービジュアル[c]「そこにきみはいて」製作委員会

気鋭の映画作家、実力派俳優のコラボレーションに期待高まる『そこにきみはいて』。続報に注目してほしい。

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