2022年公開のホラー映画ナンバーワンのヒットを記録した『カラダ探し』の最新作、『カラダ探し THE LAST NIGHT』(9月5日公開)。本作のジャパンプレミアが8月12日にヒューリックホール東京で行われ、橋本環奈、眞栄田郷敦、櫻井海音、安斉星来、鈴木福、本田真凜、吉田剛明、羽住英一郎監督が出席した。

橋本環奈&眞栄田郷敦が続投!橋本環奈&眞栄田郷敦が続投!

“赤い人”から逃げながら、バラバラになった体のパーツを探し出し、すべて見つけるまでは同じ日を繰り返すという恐怖のループ「カラダ探し」に巻き込まれた人たちの戦いを描く本シリーズ。学校で行われた「カラダ探し」を終わらせた直後、明日香(橋本)が幼馴染の高広(眞栄田)の目の前でこの世から姿を消してしまう。高広は彼女を救い出すために、新たな「カラダ探し」の参加者と共に、真夜中の遊園地を支配する“赤い人”の恐怖と対峙する。

明日香役の橋本環奈明日香役の橋本環奈

前作の公開から3年。最新作のお披露目が実現し、「純粋にうれしいです」と切り出した橋本は、「『1』を撮っている時は、続編があるとは想像していなくて。ただ『1』を見てくださった方はわかると思うんですが、終わり方が意味深で。『まだまだカラダ、探せるな』という終わり方だった」とにっこり。「前作をたくさんの皆さんに観ていただけた。そのおかげで、続編をつくることができた。期待に応えたいなと思いながら、撮影をしていました」と感謝を込めた。

高広役の眞栄田郷敦高広役の眞栄田郷敦

橋本と同じく、前作から続投した眞栄田も、前作の終わり方が「気になっていた」という。「『続編があります』と聞いて、どんな話になるのかとワクワクと期待が大きかった。脚本を読んだところ、いろいろな要素がパワーアップしていた」と自信をのぞかせた。

陸人役の櫻井海音陸人役の櫻井海音

そして新たな参加者を演じるメンバーも、それぞれ喜びを明かした。陸人役の櫻井は、「実は、前作のオーディションを受けていた」と告白。周囲も「ええ!」と驚くなか、櫻井は「それを経て参加できたので、念願が叶った。うれしいです」と打ち明け、会場から拍手を浴びた。

岬役の安斉星来岬役の安斉星来

岬役の安斉は「前作は映画館に観に行っていた。その世界に私も入れるんだと思った」と率直な感想を吐露し、「前作がすごすぎた。リスペクトを持ったうえで、どうやって次を作ればいいのか。岬はアクションシーンも多いので、どうやって前作を超えようというのが悩みでした」とチャレンジの多い撮影になった様子。

大和役の鈴木福大和役の鈴木福

大和役の鈴木は「妹が、原作から『カラダ探し』のファン。最初の映画化決定の時に、すごく喜んでいた」そうで、最新作の参戦で「妹孝行ができた。すごくうれしい」と兄としての顔を見せていた。

本作で映画初出演を果たしたのが、有紗役の本田と、航役の吉田だ。本田は、「妹と福くんが幼馴染。(妹が)子役時代に同じ事務所でレッスンに行っていたのを、私もついて行っていて。福くんとは、その時代が初めまして」と鈴木との縁について紹介。「その福くんと同級生役」であり、さらに恋に発展するのか…?という役どころで共演したとあって、「そういった役で共演する時が来るとは思っていなかった。すべてがびっくり」だとうれしそうに語る。

有紗役の本田真凜有紗役の本田真凜

さらに本田は「橋本環奈さんがすっごく好きで。写真集も買っているんです。目も合わせられなくて、環奈さんが後ろを向いている時に『耳の形まできれいだな』とジロジロ見ていました」とファン心を爆発させた。「全然知らなかった!」と声を大にした橋本は、「耳の形を見られていたんですね!恥ずかしい」と照れ笑いしながら、「本当にうれしい」と目尻を下げていた。

航役の吉田剛明航役の吉田剛明

また吉田は「初めての映画で、最初から最後までドキドキ、バクバクしていた。温かい先輩と、温かい現場のチームの方々に助けていただいて、今日も笑顔でこの場に立たせていただいています!」と緊張の面持ちで語ると、その様子を周囲もやさしく見守るなど、ステージはまさに温かな雰囲気いっぱい。本田は「緊張して現場に入ったら、私より緊張した剛ちゃん(吉田)がいた」とそのおかげで心がほぐれた部分もあったとのこと。吉田は「マリリン(本田)が思っていた、数百億倍くらい緊張をしていた」と苦笑いしながら、「でも撮影が楽しくて、楽しくて仕方なくなってきた」と充実感をにじませていた。撮影では新メンバーの5人と一緒のシーンがなかった橋本だが、「映像で観ていた通り、瑞々しくて、ザ・青春という感じ。見ているだけでほっこりする」と惚れ惚れ。劇中では5人と「カラダ探し」に挑んだ眞栄田は、「責任感の強い5人。心強かったです」と賛辞を送っていた。

友達、探しています友達、探しています

この日は、映画の内容にちなみ「いま探しているもの。最近まで探していてついに見つけたもの」を発表するひと幕もあった。眞栄田は「友達」とフリップを掲げ、「友達、探しています。募集中です。友達、皆さんいますか?僕、友達がめっちゃ少なくて。せつないですね」とポツリと語り、会場の笑いを誘った。新メンバーの5人はあだ名をつけて呼び合っていたというが、眞栄田が「5人が、こんなに仲良くなってすごいですよね。僕のことは『郷敦さん』ですよ」とあだ名をつけられなかったことに肩を落とすと、橋本は「みんなで『ドンちゃん』って言ったほうがよかったかな」とコメント。鈴木は「言っていいんですか?」と乗り気になり、眞栄田は「はい、ぜひ」と快諾していた。

メガホンを取った羽住英一郎監督メガホンを取った羽住英一郎監督

羽住監督は、前作の撮影時に「『ヒットしたら続編をやりたいよね』という話をずっとしていて」と回想し、「舞台が学校だと同じ話になってしまう。『変えたいよね』という話をしているなかで、遊園地というアイデアが浮かんできた」とその想いが叶ったのが本作だと語りつつ、前作のラストシーンに登場する新聞の明日香の写真は、橋本自身の小さなころの写真だと裏話を披露。橋本は「涼しい夏をお届けするような、ホラー体験をしていただけるんじゃないかと思う。心踊る演出もたくさんある」とアピールし、大きな拍手を浴びていた。

取材・文/成田おり枝

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