【速レポ】<LuckyFes’25>JAEJOONG、真夏の空に飛び立つ声「思いっきり歌っていこう!」
今年もJAEJOONGがひたちなかに帰ってきた。彼が<LuckyFes>に出演するのは3回目、今回で3年連続。ファンにとって恒例のお楽しみ、夏の風物詩とでも言うべきイベントになりつつあるのかもしれない。
◆ライブ写真
タオル、ペンライト、Tシャツなど、応援グッズを身につけたファンがどんどんRAINBOW STAGEに集まってきた。スタート時間を迎える前のサウンドチェックでもファンとコミュニケーションを楽しんでいたJAEJOON。
和やかなムードのままオープニングナンバー「Glorious Day」へと突入していった。昨年リリースされたデビュー20周年を記念したアルバム『FLOWER GARDEN』に収録されているこの曲は、応援してくれるファンと共に過ごす日々を《Glorious Day》と表現している。たくさんの人々と空間、時間を共有するライブで歌うのに本当にふさわしい。フィールド内で振られるペンライトの動き、沸き起こる歌声、手拍子の一体感がものすごかった。昨年の<LuckyFes>に出演した際にラストを飾ったのがこの曲。楽しかった思い出の続きをファンと一緒に描こうとしているのが伝わってくるかのような温かい歌声だった。
2曲目に届けられた「BREAKING DAWN」は、アニメ『NOBLESSE -ノブレス-』のオープニングテーマ。日本語、韓国語、英語バージョンがそれぞれ制作されているが、日本語バージョンのプロデュースを手掛けたのは、この後、夕方にRAINBOW STAGEに登場するHYDE。力強く高鳴るサウンドに包まれながらJAEJOONが響かせた歌声は、妖艶さと凛々しさをたっぷり放っていた。生のバンド演奏と一帯となって歌う喜びも伝わってくる。ステージ上で音楽仲間たちと一緒に表現する時間は、彼にとって特別ものなのだろう。そんな姿を目の当たりにしたら、ファンの心はますますときめく。フィールド内に漂っていた昂揚感が、さらに高まっていくのを肌で感じた。
「楽しんでますか? あっという間に2曲歌っちゃった。去年よりも暑くないですね」と観客に語りかけた後、用意していたセットリストを急遽変更した旨に触れたJAEJOON。歌い始めた「Humanity」は、歌声がバンドサウンドと一体となりながら雄大なエネルギーを帯びていった。続いて披露された「Last VoW」も、まぶしい光を放つかのよう。彼にはロックテイストの曲も、とてもよく似合っていた。
「風がすごいですね。髪の毛スタイリングしてきたのに意味がなくなった(笑)。もう、ちょっとしか曲が残ってない。あと2曲くらいですかね。次の曲なんだっけ? 茨城着いてからちゃんと決めたんです。次の曲、あれか! 夏にぴったりな曲を準備してありますので」
MCを経て始まった「Summer J」は、たくさんの人々が一斉に打ち鳴らす手拍子、人差し指と親指で作るJの形のハンドサイン、息の合ったコールで大いに盛り上がった。そして「この前韓国で発売したミニアルバムの曲、みなさんと一緒に歌える曲です。思いっきり頭を振って、思いっきり歌っていこう!」と観客に力強く呼びかけて、ラストに披露したのは「Miracle」。ステージ上をアクティブに巡りながら歌うJAEJOONGが、とても雄々しかった。響かせる歌声は、真夏の空に向かって飛び立っていくかのよう。この曲はもしかしたら今後、彼が野外音楽フェスに出演する際の定番になるかもしれない。また来年、この場所で聴けたらいいなあという、少し気が早い願いも芽生えるライブを彼は繰り広げてくれた。
取材・文◎田中大
写真◎今元秀明
セットリスト
1.Glorious Day
2.BREAKING DAWN
3.Humanity
4.Last VoW
5.Summer J
6.Miracle
「ABEMA」では、LuckyFesの熱狂ライブステージを、
3日間にわたり無料・独占生中継!
見逃し配信は9月9日(火)23:59までお楽しみいただけます。
https://abema.tv/video/title/556-5
※一部アーティストは視聴対象外です