米倉涼子「闘病中は生きている心地がしなかった」40代、病と向き合い芽生えた思い

2025.5.23

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ミモレの連載「オフィス・ヨネクラ」がスタートしたのが、2017年10月。

早いものでそれからおよそ8年が経とうとしています。

この間、ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』や『エンジェルフライト』などのヒット作に主演し、仕事は順風満帆なように見えましたが、その裏ではこれまで所属してきた事務所からの独立、病との戦いなど、言葉に尽くせないほどの苦難の連続でもありました。

そしてこの夏、50歳を迎える米倉さん。ミモレとともに歩んできた40代を振り返り、率直な思いを伺いました。

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米倉涼子

1975年8月1日生まれ。神奈川県出身。モデルとして活動後、99年俳優へ転身。

ドラマ『松本清張・黒革の手帖』、『交渉人~NEGOTIATOR~』、『ドクターX~外科医・大門未知子~』など様々な作品で主演を務める。また、ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』の主人公ロキシー・ハート役として、3度のNYブロードウェイ公演に出演。 2025年8月2日、3日には「DISFRUTA DISFRUTA」を東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで開催。チケットは5月25日より一般発売。詳細は、公式HPまで。

主演するAmazonオリジナルドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』がプライムビデオにて好評配信中。

 

――雑誌『フラウ』からミモレにお引越しをした連載「オフィス・ヨネクラ」では、米倉さんに映画を中心にたくさんのエンタメ作品を観ていただいています。

『フラウ』のころから数えるとかれこれ10年ほど経ちますが、以前ご覧になった作品をよく覚えていらっしゃるなと思います。

「そんなことはないですよ! あの監督の名前、誰だっけ? 主演のあの人……、みたいなやり取りが多くて、申し訳ないなと思っているんです。

今まで紹介した作品のあらすじがわかるリストをいただけたら、もう少し記憶が鮮明に戻ってくるかもしれません(笑)。

『フラウ』で連載していた頃は、毎月3、4本紹介していましたよね。

せっかくこういう連載を続けさせてもらっているので、素晴らしいエンタメだなと感じた舞台などももっと紹介したいと思っているのですが、急に観劇することになったり、上演期間が短かったりするので、難しいところもあって。

映画は公開日から少し日数が経っても劇場で観られる良さがありますよね。

――今日はこの10年を振り返っていただけたらと思っているのですが、米倉さんにとってまさに40代そのまま。どんな10年でしたか?

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キャミソール¥48400、ニット¥112000、パンツ¥276000/Ann Demeulemeester(M) ピアス¥1001000、ネックレス¥1980000、リング¥1936000/MESSIKA(メシカ ジャパン) サングラス¥49500/GENTLE MONSTER(M) パンプス¥124300/JIMMY CHOO

今、元気になったので言えることですが、病気や怪我と闘っていたこともあり、大変な10年でした。

結婚、離婚も経験し、具合も悪くなり、なかなか治らず、良くなってきたかなと期待したら再発の繰り返し。

独立をして、会社を作り、経営や社員はどうしよう……など、公私共に本当に目の回るような10年でした。

もちろん良い出会いや思い出もたくさん!

ただ、30代は“great”、40代は“lovely”と歌う歌がありますが、「私の40代は一体どの辺がlovelyだったのだろう!?」って思ったりします(笑)。

いつかそれもこれも全部まとめて“lovely”と思える日が来るといいな。

病気を経験して一番変わったこととは?

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