──どうしてアメリカに行こうと思ったのでしょうか?

その当時の彼が留学するからって、ついていったんです。 ちょうどネイルのスクールも卒業したときだったので、タイミングも良かった。

──それからずっとアメリカに?

1年くらいで帰ろうと思っていたのですが、一緒に行った彼とは別れて、紆余曲折あり、日本には帰らずしばらくアメリカにいることにしたんです。そのあと別の彼がいたのですが、そのとき私がバイトも何もしていなかったので、「何かやりなよ」と言われたのがきっかけで、仕事を探してみようと。寿司屋や飲食店でバイトする人が多いんですけど、私はネイルができたし、それに寿司屋は立ち仕事なので(笑)。 週1くらいからネイルの仕事を始めてみようと思ったんです。そしたらそのお店のオーナーが鬼のように厳しい方で、「週1で」と言えず、週5で働かされるはめになって(笑)。でもそこで技術が格段に上がったので、結果的にはいいきっかけでしたね。

──最初働き始めて一番大変だったことや、ご自身の中でこれは本当に苦労したなというところは?

英語ですね。意思疎通が取れないから、紙に手の絵を描いて、指を指しながらこの指がレッド、ピンク、みたいなカタコトで頑張ってましたが、コミュニケーションは本当に大変でしたね。ただ、それでよかったこともあるんですよ。英語が話せるようになったあとに、「あ、私あのときすごい悪口言われてたんだな」って気づいたんです。 当時は英語が本当に分からなかったけど、逆にそのおかげでここまで来れた。もしそのときに気づいてしまっていたら、多分心折れて辞めちゃってたかもしれない。自分はやっぱりラッキーガールなんだなと思いましたね。

──その最初のサロンにはどれぐらいいらっしゃったんですか?

独立するまでの1年ぐらいですね。そこで働き始めたときにちょうどインスタグラムが流行りはじめたときだったので、派手なネイル写真の投稿を始めたんです。そしたら3ヶ月ぐらいで、ヴァネッサ・ハジェンズやアリアナ・グランデ、パリス・ヒルトンといったセレブリティからDMが来るようになったんです。 それから依頼が増えて忙しくなってたので、独立したんです。 その当時はまだ、アメリカでは派手なネイルアートがそんなに流行ってなかったのもあって、セレブたちに私のネイルを気に入ってもらえたんです。

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アリアナ・グランデには幻想的な発光ネイルを。

それから数珠繋ぎのように、みんなセレブから連絡くるようになって。セレブ同士つながっているので、口コミにように広がってくれたんです。一度ケイティ・ペリーからもからも突然、「明日できる?」みたいな電話がかかってきたりもしましたね(笑)。

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