ホラー作家・背筋さんの原作小説を白石晃士監督が映像化した映画『近畿地方のある場所について』の最終予告映像が、8月7日(木)に公開された。
映画は8月8日(金)に全国公開。直前に公開された予告には、先日行われた舞台挨拶での菅野美穂さんと赤楚衛二さんのコメントや、怪異が映った本編映像が使用されている。
ホラーブームを牽引する『近畿地方のある場所について』
映画の原作は、発行部数70万部を突破した背筋さんによる小説『近畿地方のある場所について』(KADOKAWA)。
行方不明となったオカルト雑誌の編集者を探すべく、タッグを組んだ編集者とライターが、様々な失踪事件や怪奇現象を調べる過程で、それらすべてが“近畿地方のある場所”へと繋がっていく物語だ。
映画『近畿地方のある場所について』
2023年1月、Web小説サイト「カクヨム」に投稿されると、モキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)という作風が、現実から地続きの恐怖を呼び起こして反響を集め、2200万PVを超えるヒットを記録した。
映画版は、8月8日(金)に全国公開。菅野美穂さんと赤楚衛二さんがダブル主演を果たす。
スタッフは『ノロイ』『貞子 VS 伽椰子』『サユリ』の白石晃士さんが監督をつとめ、監督の大ファンである原作者・背筋さんも脚本協力として参加する。
菅野美穂「怖すぎワロタ」祠を荒らす迫真の演技
最終予告映像は、7月29日に実施された「ミステリー・バスツアー」イベントの舞台挨拶で、菅野美穂さんが「怖すぎワロタ」、赤楚衛二さんが「怖かったですよね!?」と語り掛ける様子からはじまる。
映画『近畿地方のある場所について』最終予告
さらに本編シーンの中には、漆黒の森の中、巨大な木の高所から、まるで人を見下ろすように飛び出す、真っ白な手足が。
その位置やその太さ、その異様な動き、明らかに人間のものではない。不気味ながらも、その正体が気になる内容だ。
映像の最後には、「ふざけんな!!」と絶叫しながら鬼の形相で祠を荒らす、菅野美穂さんの迫真の演技が収められている(祠壊したんか……)。
映画は8月8日(金)に全国公開。数量限定の入場者特典として、呪符をモチーフとした真っ赤なカードが配布される。こちらは印字されたQRコードを読み込むことで原作者・背筋さんによる書き下ろし短編小説を閲覧できる(閲覧は映画鑑賞後推奨)。
©︎ 2025「近畿地方のある場所について」製作委員会
KAI-YOU編集部_音楽・映像部門
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