ふたりとも、ブロンドでスタイルが良くてゴージャスなタイプで、そもそもの美のレベルが桁外れではある。でもそれ自体は、ハリウッドでは珍しくないこと。そんな中で彼女たちが今も、夫やパートナーにもしっかり愛され、キャリアでも求められている理由。それは、様々な経験から培ってきた揺らがない自信と、自分らしく振る舞うことを恐れなくなった潔さが大きいのでないか。

実は最近、日本でも彼女たちのような可愛くてかっこいい50代女性に会いに行った。小泉今日子さんだ。59歳、還暦を前にしたキョンキョンは、アンチエイジングの類や若作りを一切していないのだ。そしてそれが、ものすごくかっこよかったのだ。だってそれは、「今の自分」に相当な自信がないと、できないことだから。顔に影があったって、彼女はとても美しかった。内面や生き方の魅力が滲み出るとはこういうことか、と思った。そんな彼女の佇まいは、パメラやキャメロンのそれと似ている。

『裸の銃を持つ男』をリブート化した『The Naked Gun(原題)』のプレミアにて。パメラ&リーアムのショット。Photo Jens Kalaenepicture alliance via Getty Images

『裸の銃を持つ男』をリブート化した『The Naked Gun(原題)』のプレミアにて。パメラ&リーアムのショット。Photo: Jens Kalaene/picture alliance via Getty Images

picture alliance

パメラはすっぴんでいることに対し、米TV番組『TODAY』で「自分らしくいることが快適で、すごく自由を感じています」と語り、英『I-D』誌では、他人に気に入られようと装うことをやめて自分のためだけに服を選ぶようにしたら、「前よりずっといい気分」だと話している。そうやって自分らしさを50代でどんどん解放して行った結果、派手なルックスにではなくて、ガーデニングと料理が好きな「素」を「魅力的だ」と言ってくれ手伝ってくれる素敵なパートナー、リーアムをみつけられた。プライベートだけではない。キャリアでも映画『The Last Showgirl(原題)』で去年のゴールデングローブに初ノミネートされている。

Leave A Reply