長年にわたりライフスタイル分野で影響力を持ち続けてきたマーサ・スチュワート（Martha Stewart）が、このたび自身のスキンケアブランド「エルム・バイオサイエンス（Elm Biosciences）」を立ち上げた。発表のタイミングは、自身の84歳の誕生日の翌日。まさに“年齢を重ねること”そのものに光を当てるブランドの始動にふさわしい日であった。
スチュワートといえば、内側から輝くような美肌の持ち主として知られる。その秘訣は、定期的なフェイシャルやグリーンジュースをはじめとした、長年にわたる健康的な習慣の積み重ねだ。今回の新ブランドには、彼女が実践してきたこうした美容哲学と科学的アプローチが凝縮されているそう。
スチュワートはインスタグラムで「5年の歳月、数百回の試作、無限の研究を経て、ようやくこのブランドを皆さんと共有できる日が来ました。“ウェルビーイング”と“美しい加齢”のための、意図あるスキンケアです」と語る。
また、この立ち上げにあたり、彼女がタッグを組んだのは、皮膚科専門医であり美容業界でも注目を集めるダヴァル・バヌサリ医師（Dr. Dhaval Bhanusali）だ。バヌサリ医師はヘイリー・ビーバーの「Rhode」の開発にも関わったことで知られ、彼との共同開発により、エルム・バイオサイエンスは“クリニカルスキンケア”としての信頼性を高めている。
さらに、350人以上の皮膚科医や科学者、医療研究者からなるアドバイザリーボードと連携し、専門的な知見を反映した製品設計を実現。“次世代の科学を日常へ”というブランドコンセプトのもと、シンプルで高濃度な処方が、クリニックレベルの効果を日常のスキンケアにもたらすことを目指す。
正式なブランドのローンチは、2025年9月17日の予定で、第一弾として登場するのは、集中美容液「A30 エレメンタル セラム」と、体の内側から肌を支えるサプリメント「Inner Dose（インナー・ドーズ）」の2製品である。価格はそれぞれ135ドルと50ドルで、公式インスタグラムでは「肌の長寿をサポートし、“意図をもって年齢を重ねる”という新たな価値観を提案する、これまでにないシステム」と位置づけている。
なお、Elm Biosciencesの公式サイトでは、現在ウェイトリスト登録が可能。発売に先駆けて最新情報を受け取ることができる。
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