Netflix映画『愛なき森で叫べ』・・この“フィクションの悪魔”を直視できるか？
このフィクションの悪魔を直視できるか。 Netflix映画愛なき森で叫べ。巨行 と現実の教会戦。冒頭の映画なら何でも できるんだよというセリフが全てを物語っ ている。この作品は映画を取りながら現実 にまで非現実が起こってしまう世界を描き 、これこそ映画にしかできない自由だと 思いました。しかもこんな世界でさえも 最後にあっさりと伏線回収されてしまう。 見る覚悟がある人だけ。どうぞ。 愛なき森で叫べは万人にお勧めできる映画 ではないです。むしろ絶対見ない方がいい よと止めたいくらい。 でも見てしまった人にだけ分かる精神的 中毒性がある。逆に暴力描写が苦手、実在 の事件をモチーフにした作品はちょっとと いう人には本気できつい映画です。見る前 に心の準備はマジで必須。大材となった 事件とフィクションの距離。この作品の 骨組は実在した複数の領気事件。中でも 福岡監禁連続殺人事件にインスパイアされ ていると言われている。現実と曲の教会戦 を曖昧にしながらそのシオンはこの映画の 中で見るものが共犯者になってしまう瞬間 を仕掛けてくる。主役はシナき兵演じる 村田。言葉匠に人の心に入り込み人格を 掌惑し支配していく詐欺師的キャラクター だ。村田は初登場からうさ臭さ全開だが、 不思議と嫌悪ではなく面白さで観客を 引っ張る。このキャラクターに乗っかって しまう自分自身の危うさに気づく時、 ミルガーはすでに取り込まれている。彼は 被害者を演じ、救世子のふりをして他者を コントロールする。まるでカルト教祖だ。 だが、その姿は我々が日常的に接している 語りのうまい人物やカリスマにも重なる。 ネット社会におけるインフルエンサーの影 も見える。シーナきっぺ怖すぎん?映画の 中心にいるのは謎の男村田。これを演じる のがシーナき兵さんなんですが、はっきり 言って開演を通り越してもう生きた悪魔 って感じ。最初はちょっとチャラいおじ さんくらいの雰囲気で近づいてくるんです けど、気づけば人の心を乗っ取り、命令し 、支配していく。しかも全然怒鳴らないし 暴れないんですよ。ただうまく 言いくるめる言葉が武器。この辺り昔の サイコスリラーに出てくるような静かな 狂器があって、あ、こういうやつ現実にも いるかもってゾわっとします。そしてこの 村田というキャラ途中から本当に何もかも 奪っていくんだけどなぜか目が離せない。 これは多分チーナき兵さんの妙に軽やかな 芝居が逆に怖いからだ。 まるでナチュラルに洗脳してくる演技がうますて震える。 [音楽] 演出美との地獄。そのシ音の演出はここでも徹底的に不共和音を奏でる。画面は鮮やかな色彩で飾られ、映像日としてはむしろ連されている。 [音楽] だがそこに移し出されるのは3撃と暴力、 領熟と精神崩壊。色彩と内容のギャップが 見るものの脳を混乱させ、美しい地獄と いう逆説的快楽を突きつける。村田の支配 で壊れていく様子は生々しくもどこか芝居 がかかっている。この演技の記号性が逆に ディアリティを強調する。とのシオは演技 の嘘っぽさすらも映画という巨行の中で 意味かしてしまうのだ。実際の事件が 元ネタだけどなき森で叫べは完全な フィクションですが実在の事件例えば 1996年から2002年にかけて起きた 北九州換禁殺人事件など複数の領気事件の 要素がミックスされているとよく言われ ます。ただしそのシオンはそれを忠実に 再現するのではなく、かなり意図的に フィクション化しています。あくまでこれ は映画であり、現実の縮小コピーではない 。現実を題材にしてはいるけどそれを通し て人間の闇とか欲望とかもっと抽象的な ものを描いてる。だから見終わった後、 あの事件の映画家なのと聞かれると ちょっと違う。むしろそのシオが事件と いう地獄をキャンバスにして、彼なりの 現代の狂器を描いた作品って感じ。事件を 題在にしてる以上、嫌悪感を覚える人が 多いのも当然だし、それに耐えられない人 もいて当たり前だけど、見る人に突き詰め られる、あなたもどこかで加担してません でしたという問いかけが刺さるんですよね 。長すぎるのではなく長くしているのだ。 本作は約2時間30分の朝着。間違いなく 長い。しかしそれを編集ミスや高性の甘さ と切り捨てるのは浅い。この長さこそが 仕掛けなのだ。支配と洗脳、暴力と支配、 復讐と快楽。 それらのサイクルをじっくりじわじわと 描写することで観客自身が正常から麻痺 から共犯者へと変化していく。この映画は まるでサブリミナルのように観客の倫理感 を溶かしにくる長編催眠承知なのだ。途中 で何かに気づいたものは見るのをやめる だろう。だが最後まで見たものはもう 後戻りができない。 映画が終わってもなお心の中には村田の声 が残る。 お前も俺を面白がっただろと。 Netflixという場で公開された意味 。この映画が劇場ではなくNetflix で配信されたのは非常に象徴的だ。 干渉の場が密質ということが作品のテーマ と高している。 村田の支配は閉ざされた空間の中で行われ 、外部との連絡を立つ。 観客自身もまた部屋で1人イヤホンで村田 の声を聞きながらこの映画を見るのだ。 つまりこれはNetflixという現代の 密室を舞台にした精神犯罪であり、その シオンは映画の枠を超えた作品体験に挑戦 している。映像は綺麗でも内容はドロドロ 。この映画映像はめちゃくちゃ綺麗です。 カメラワークも構図も光の使い方もまるで ヨーロッパ映画のような短々さ。逆にそれ が怖い。例えば暴力的なシーンもただ グロインじゃなくて美しく見えてしまう ように取られている。そのギャップが強烈 で、あれ、自分は今何を美しいと思って しまったんだろうと罪悪感を覚えるほど、 そのシオン監督は昔から残酷なものを 美しく取る天才なんですが、今回はそれが 極端に振り切れてる。言ってみれば悪夢を あとかした映画。さらにどのチャラもどこ かで演じている感じがあって、現実と巨行 の区別が曖昧になる。これは意図的にそう していて、今これは本当に起きていること なの?それとも映画の中の映画?っていう メタ構造も混じってきます。感想のまとめ 。この映画は嫌いで当然だ。率直に言えば この映画を好きと表現するのは難しい。何 度も吐き家気をたし、2度と見返したく ないと思った瞬間もある。だが忘れられ ないのだ。村田の顔シーナき兵のうさ臭い 笑顔が脳りに焼きつき太した表紙に フラッシュバックする。これは面白かった ではなくやられたという感情に近い。その シオンの作品には常にこうした観客の脳に 残る異物がある。だが本作はもはや異物で はなく毒そのものだ。摂取した以上下毒は 不可能。心のどこかに確実に影を落とす。 終わりみ。愛なで叫べは確かに不快で長く 陰産で因質な映画だ。だが同時にここまで 人間の憶測を甘き出す作品が他にあった だろうか。見るべきかいか、それは個人の 判断に委ねたいだが、1つだけ言えるのは この映画を最後まで見たあなたはもう以前 のあなたではない。この映画が突き詰める もの。見終わった後にモヤモヤが残る映画 ってたくさんあるけど、愛なき森で叫べは もはやモヤモヤじゃなくてずんと腹に石が 落ちたみたいな感覚。これが名作かどうか は人によって答えが違うと思う。でも1つ だけ確かなのは1度見たら絶対に忘れられ ないってこと。見るも地獄。見ないのも また地獄。あなたはどっちを選びますか? ご視聴ありがとうございました。
椎名桔平演技がえぐい
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