7月25日に長崎県内で先行公開される映画「長崎―閃光の影で―」

舞台は1945年の長崎。

一発の原子爆弾で焼き尽くされたまちで3人の看護学生が使命を全うしようとした姿を描きます。

被爆者の救護にあたった日本赤十字社の看護師たちが被爆から30年後にまとめた手記「閃光の影で」をもとに脚本がつくられました。

3人の看護学生を演じたのは菊池 日菜子さん小野 花梨さん川床 明日香さんです。

(スミ役 菊池 日菜子さん)
「作品に入る前に手記を勉強した。いよいよ他人事じゃなくなったなと思った」

(アツ子役 小野 花梨さん)
「80年前の出来事ということで、いくら資料を見ても、どうしても想像に頼らなければいけない点が多かったというのが個人的には課題だと思いながら演じていた」

(ミサヲ役 川床 明日香さん)
「この作品通してより考えが深まった。芝居をする身として、平和へのバトンをつなぐために自分にできることはないかと考えた」

長崎市の福祉施設に入居する山下フジヱさん 95歳。

原爆投下後の長崎市で救護にあたった元看護学生で、手記を寄せた中でただ一人の生き残りです。

(山下フジヱさん)
「運び込まれて死亡され、赤子は死んだ母親の乳房に縋り付きながら一生懸命吸い上げていた」

(フジヱさんの長女 橋 美樹さん)
「もう衝撃しかなかった。話には聞いていたけど、実際映像として視覚的に訴えるのはすごいものがあった。
でもその中で母は生き抜いてきているので、母の強さが改めてすごいな思う」

あの夏、市内の救護所で救える命よりも多くの命を見送った山下さんの手。

(山下フジヱさん)
「原爆が落ちて今は80年目。私も80年過ぎて(今年で)96歳。生き残った浦上の半分の鳥居がある。
クスノキがよく生えている。原爆を受けてからあらゆる葉っぱが枯れ果てた。そして今はすくすくと伸びて立派なクスノキを作っている。
世界中の人を平和に健康で暮らしていけるような意思表示をする様子がうかがえる」

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