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数々のヒット作で素晴らしい演技を披露してきた俳優・長澤まさみが、2025年10月公開予定の映画『おーい、応為』で主演を務めることが発表された。本作は、葛飾北斎の娘であり、彼の弟子として共に絵を学び続けた葛飾応為(おうい)が、江戸時代に数少ない女性絵師として活躍していく姿を描いた作品だ。

●葛飾北斎を凌ぐ才能!自由に生きるカッコいい女性絵師

応為(本名お栄)は北斎の三女であり、夫と離縁した後、再び父・北斎と一緒に暮らし始めることとなった。
当時、北斎はすでに絵師として名を馳せていたものの、さらなる高みを目指し絵に没頭。絵師としては超一流だが父としてはどこか不器用だった。そんな父の背中を見つめているうちに、お栄も絵を描くようになり、絵師として生きる決意を固めていく。

北斎はその覚悟を受けて、お栄に「葛飾応為」の名前を授けた。ちなみに応為という名前は、日常的に北斎が「おーい、飯!おーい、筆!」とお栄に声をかけていたことに由来している。

自由で豪胆な性格を持ち、酒やタバコが好きだった応為。北斎の子どもたちの中でも特に絵師としての才能を色濃く受け継いでおり、美人画に関しては北斎が「敵わない」と評するほどだった。彼女の代表作としては、江戸の遊廓・吉原を描いた「吉原格子先之図」が有名。

映画で応為を演じる長澤は、「応為は子供の様な大胆さがあり、人の目を気にせず自由に生きます」「その姿は現代の女性の匂いを纏っていて、カッコいい」と語っている。

監督は、映画『日日是好日』などの作品で知られる大森立嗣。北斎役には永瀬正敏、応為の友人の人気絵師役には、King & Princeの髙橋海人がキャスティングされている。

さらに、応為を主人公にした漫画「女北斎大罪記」も注目の作品だ。物語は、ある日北斎が急死し、応為が父の遺作「北斎漫画」を守るため北斎に成り変わるという大胆なifストーリー。応為が自らの罪を背負いながら、父の才能と向き合っていく姿が描かれる。応為を知るための第一歩として、手を伸ばしてみるのもおすすめの一冊。ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。

「北斎漫画」

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応為こと葛飾北斎の娘・お栄を描くアニメ「百日紅~Miss HOKUSAI~」

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