吉本興業所属のお笑いコンビ・ニューヨークが、8月15日から単独ライブツアー『将来の夢』を開催する。全国7都市、約1万5000人動員予定の同コンビ最大規模のツアーで、屋敷裕政と嶋佐和也が単独ライブにかける思い、芸人にとっての節目・結成15年目を迎えた心境などを語った。(取材・文=イシイヒデキ)

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     ニューヨークは昨年もツアーを開催し、追加公演のチケットが大量に余る事態になった。それをYouTubeチャンネルで公表。土下座で購入を呼び掛けたが、嶋佐は「そういうのはなしにして」と言って言葉に力を込めた。

    「何とか全公演、ソールドアウトを目指したい。直近のスタンスで作ったネタを披露できたらと思っています」

     今年もオール新ネタで臨むことについては、屋敷が「今までやっていない感じのことをやりたい。純度100%でやっているので、テレビとは全然違う姿が見せられると思います」とアピールした。

     2人は『M-1グランプリ』と『キングオブコント』合わせて4度の決勝進出を経験した実力派コンビとして知られるが、2022年以降、賞レースには参加していない。ニューヨークにとって、M-1は今年が出場有資格(コンビ結成15年以内)ラストイヤーとなるが、現時点で「参戦は考えていない」という。

    屋敷「もちろん、賞レースは見ていて刺激になっています。みなさんかっこいいですし、もっと面白いネタを作りたいという気持ちになります」

     ネタ作りのモチベーションを聞くと、屋敷は「みなさんに『おもろい』と思ってもらいたいし、芸人仲間にも『まだまだおもろいな』と思われたい。そのモチベーションしかありません」と回答。嶋佐も「いろんな世代に自分たちのネタが届いて、1回でもいいから僕たちのネタを見たことがある、そうなったらうれしい。大きなネタ番組に呼んでいただくこともあり、その時は他で下ろしていないネタをやりたいので、漫才もコントも作り続けています」とストイックな一面を見せた。

     今やテレビで見ない日がないほどの2人は、芸人として夢を見せる立場になった。その状況も踏まえ、「単独ライブでは、芸人を目指している人へのメッセージもありますか」の問いには、それぞれが思いを語った。

    屋敷「学割チケットもあるので、10代の子にも刺さったらいいですね。『芸人ってかっこいいな。おもしろいな』と思ってほしいです」

    嶋佐「今をときめく令和ロマンや青木マッチョは、俺たちを見て『芸人になった』と言っていますので、そういう俺たちに影響を受けた優秀な芸人が増えていったらうれしいですね」

     この先、目指す芸人像については、屋敷が「かっこいい70歳くらいの人を見ることがあって、YouTubeに映画監督の堤幸彦さん、『ラヴィット!』に片岡鶴太郎さんが来てくださったり、『この年でこの感じはめっちゃいいな』と思える方が定期的に現れるんです。かっこいい年の取り方ができたらいいなと思います」。嶋佐は「ちゃんと資産を形成したいですね」と現実的なことを話した上で、「まだ経験したことがないことに挑戦したいです」と実感を込めた。

    <ニューヨーク単独ライブ『将来の夢』日程>
    <東京公演> IMM THEATER
    8月15、16、17日

    <福岡公演> よしもと福岡大和証券劇場
    8月30、31日

    <大阪公演> COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
    9月12、13、14日

    <新潟公演> りゅーとぴあ
    9月15日

    <静岡公演> 静岡市清水文化会館マリナート
    9月23日

    <宮城公演> 電力ホール
    10月5日

    <愛知公演> 中日ホール
    10月12、13日

    <東京公演> 有楽町よみうりホール
    10月17日、18日、19日
    ※千秋楽の19日はオンライン生配信の予定

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