朝ドラ「あんぱん」第16週(7月14 日〜)【あらすじ】念願の対面ものぶ(今田美桜)鉄子(戸田恵子)の記事書かず…1本の電話で運命激変
女優の今田美桜がヒロイン若松のぶを演じるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(総合など)の第16週「面白がって生きえ」(第76〜80回)が14日から始まる。東京出張で「ガード下の女王」と呼ばれる婦人代議士、薪鉄子(戸田恵子)と会えたのぶだったが、高知に戻ると、彼女に関する原稿は書かず…。
「あんぱん」第15週「いざ! 東京」(第71〜75回)振り返り(ネタバレ)
入社試験会場で幼なじみの柳井嵩(北村匠海)を見かけたのぶは、極度に緊張する彼に気づき、面接補助を同期の小田琴子(鳴海唯)に代わってもらった。しかし嵩は面接でうまく受け答えできず、不合格を確信。試験後、のぶに話しかけられた嵩は闇市で見つけた米国雑誌に刺激を受け、再び漫画を描きたくなったと語った。
その晩、のぶは嵩が中学時代に漫画で新聞の賞を取ったことを思い出し、その記事を持参して上層部に嵩のことを売り込んだ。ちょうど翌日の紙面に穴が空き、のぶの猛プッシュで呼び出された嵩が挿絵を描いて対応。これが決め手となり、嵩の入社が決まった。
のぶが所属する「月刊くじら」編集部でも、創刊号の校了直前に原稿が飛ぶトラブルが発生するが、嵩が漫画を描いて事なきを得る。雑誌は完売し、嵩は同編集部へ異動。次号で東京で活躍する高知出身の代議士を特集することになり、のぶは「ガード下の女王」という代議士に興味を持った。
一方、嵩の親友、辛島健太郎(高橋文哉)は闇市を閉め、高知を離れると嵩に伝える。嵩は、亡き夫、次郎(中島歩)を思い続けるのぶに惹かれつつも、近づけば近づくほど遠くに感じると吐露。健太郎は、自分が傷つくのが怖くて足踏みしているだけだと嵩を批判。そのやりとりを聞いていた琴子は、嵩が入社できたのはのぶの強い後押しがあったからだと明かした。健太郎は出張先の銀座で思いを伝えるべきだと背中を押した。
東京に着いたのぶたちは、鉄子を取材するべく聞き込みを始めるが、手がかりは得られない。そんななか一行は空腹に襲われ、屋台でおでんを食べるが、その直後に嵩たち男性陣3人が次々と腹痛で倒れる。のぶが困惑していると、通りかかった1人の女性が3人を移動させ、「ただの食あたり」と言い、腹のなかのものが全部出れば治ると豪快に笑った。その言葉通り、3人は回復。のぶは自分たちが新聞記者であることを告げて鉄子のことを尋ねるも、女性は知らないとし、「そんな人がいたら会ってみたいね」と冷たかった。
鉄子には会えないまま東京出張が終わろうとしていた。東京を離れる日、のぶはあの女性を記事にしたいと提案。東海林の許可を得て、嵩と再び女性のもとを訪ねると、彼女が荒くれ者たちと麻雀を打ち、大逆転で勝利する姿があった。前回とは別人のように髪も化粧も整え、パリッとスーツを着こなすその女性を見て、嵩はようやく気づく。「あの人が、代議士の…」。彼女こそが探し続けていた「ガード下の女王」薪鉄子だった。
「あんぱん」第16週「面白がって生きえ」あらすじ
東京出張最終日。のぶと嵩は「ガード下の女王」と呼ばれる鉄子を見つける。彼女に質問しながら、速記でメモを取るのぶ。速記のメモに興味を持ち、のぶに関心を示した鉄子は、「あること」を言って去っていく。その帰りに、嵩は戦友だった八木信之介(妻夫木聡)と思いがけない再会を果たす。
取材を終えて高知に戻って来たのぶは、鉄子ではなく八木の記事を書き始める。そうして、なんとか「月刊くじら」の最新号が発売された2日後、編集部に1本の電話が。この電話がのぶの運命を大きく変えることになる。
「あんぱん」とは?
人気アニメ「アンパンマン」の原作者として知られるやなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルにした朝ドラ。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかったヒロインとその夫の人生を描く。脚本は中園ミホさん。主題歌「賜物」をRADWIMPSが歌い、「語り」を同局の林田理沙アナウンサーが務める。