【朗読】線路ぞい – 瀬戸内晴美 <河村シゲルBun-Gei朗読名作選>
線路沿い 瀬戸内 は見朗読ケリー 白とこっちへ行こうと男が独り言のように 呟いた 女は道は1つだと思っていたのに男が 小さなカ本屋の横へすっと逃げ込むように 入るのを見るとそっちにも細い道がついて いるらしかった 女は男にちょっと遅れてその後を追った 今まで2人で歩いていた道は指鉄の小さな 駅前から線路に沿って平行に次の駅まで 続いている道だった 不動産屋や漢方の薬屋や喫茶店やラーメン 屋が道の両側にゴタゴタ並んでいる ありふれた線路際の誇りっぽい商店街だっ た 真口の広いウィンドウガラスの光る店の 立て込んだ気のある商店街は踏切りを 横切って駅を中心に南北に広く伸びていた 2人が歩いていたのは線路に沿っている 東西に伸びた道で店構えも小さく店の 飾り付けも詫びしく道幅もずっと狭かった の人の出かる時刻なのに大通りの商店街に 比べると人影も確段の少なさだった 2人は滅たに街を並んで歩いたりすること はなかったが稀れに歩く時男は黙って先に 立ち人通りの少ない道を選び女は当然の ようにその後に従い人に出会うと本能的に 目を顔ごと素早く伏せるのだった 男の選んだ道はさっきの道よりさらに狭く 2人並ぶには歩きづらかった 女は追いついても男の背後に従いながら 黙って方を運んだ 駅前の電話ボックスの影に隠れるようにし て待っていた女を見つけた時から男が口に した言葉はさっきの一言だけだったし女は 一言も言葉を出していない 道は左側にすぐ線路が走り右側はさっきの 道に並んでいた左側の家並の裏になって いる 道からすぐ台所口が覗いているのやほんの 言い訳の兵が立て回してあるのや猫の死体 ほどの庭が誇りをかぶっているのなどを 横漏れ見ながら女はできるだけ線路と道の 仕切りになっている焼き食いの際に身を 寄せて歩いていった 家にも背中の表情があるんだなと女は 思いつくとそれを男につけたいような 気持ちになってまたいつの間にか感覚の できた男の背に向かってほを早めた 男はコールの栗色の萎えたズボンを履き 相当水をくぐった別人の昆色の旅を履き鼻 のついたサンダル型の薄っぺらな雑流を つっかけていた足を運ぶたび寸の詰まった ズボンの裾と旅の間からはっとするほど 白い足の皮膚が見えていた 背中の丸く膨らんだあつぼったい川の ジャンバを着込んでいて鬱陶しく伸びた髪 の先がジャンパーの襟り元をかめていた 髪に艶がなく串目が入っていない 女は男の髪の意外な柔らかさが好きだった の髪の汗色やと男の背の鏡に病気の名残り を見て女は胸がふいに暑くなってきた 女は男に会えなかった日数をもう一度 数え直した 男のこんな普段着姿を見たのはこれで2度 目なのを女は思い出した 1年あまり前男が何の連絡もせず来るはず の日に3度続けてこなかった時女はそう するというはっきりしたつもりもなくて ついフラフラと男の家の近くまで初めて 尋ねてしまったのだった 男の家を探し出しておいてから女は駅前へ 戻り男の家に電話を入れた 男以外のものが電話に出たら女はすぐ電話 を切るつもりだった 不の用事で男が旅行しているという想像が 男の来ない間には1番慰めになったのに女 はその時は男が家を留守にしているとは 1度も信じていなかったことを悟った 赤電話は果物屋の隣のタバコ屋にあった 女はじきに伝わってくる男の家の気配に耳 を傾けながら視線は果物屋の店の果物に 当てていた 柿が当期のように店の明りという明りの光 を集めてつやつや輝いていたみかりんご レモンマスカット女の目は果物の色彩の 洪水の中に溺れ込みながら耳は真空感の ようになった 果物屋では太った男がかの盛り合わせを 1人で黙々と作っていた 1度入れかきを取り上げ元の場所に返し男 は青いりんごを取って白布で吹き込んで からの中に収めた 店のテレビから火用局が流れ若い娘たちが ミニーの腰を振りながら画面の中で踊って いた 果物屋に客が入ってきた時じゅきに人の声 が入ってきた男の声だった 男の声は水を飲むように女の内臓に 染み通っていった 私の向こうで男が沈黙した 心配で来てしまったのどこにいる男の声の 低さに女はさっき見てきたばかりの男の家 の窓の明りの色を思い浮かべた 駅前のタバコ屋の赤電話からかけているん です すぐ行くそこにいなさい男の方から返事を 待たずきを切った 10分も待たせず男が銀行の横から現れた 時は懐かしさより先に驚かされ同時に赤く なった アデガにサンダル刃きのスワしという男の 無増さな家庭義姿は男が女を訪れる時の 背びロ姿よりも男を若く見せた それは男が初めて服を脱いでしまった時男 の裸が着意の時よりはかに若く見えた時の 驚きと奇妙な恥ずかしさを女に思い起こさ せた 銀行の裏にある喫茶店の2階へ男は女を 連れて行った 若い男や女がバラっと席を閉めていた 2人の座った席の天井間際のステレオの スピーカーから大きすぎる音楽が流れてい た23年前に風切りされた外国映画の主題 音楽だった 女はその映画の台を思い出そうとしたが どうしても思い出せなかった 本日のサービス品ホットドッグスープ付き と横書きにした髪がベージュ色の壁に斜め に貼り付けられていた よく来るのここ男がなぜ訪ねてこなかった かという1番聞きたいことを聞かず女は 言った いや2度目だよホットドッグ美味しいの かしら食事まだなのかええあなたはもう 住んだでしょまだだ何時頃なのいつも夕食 男は返事をしなかったズボンのポケットや カーデガンのポケットを探ってタバコを 探そうとしたが見当たらなかった 階段口からウエテレスがゆっくり上がって きて2人の席へ近づいた 男はコーヒーを2つ注文しておいて女の目 に初めて目を当てていったホットドッグ 頼むかいえいらないホープ1つメバりの 濃いウェイトレスは一言も口を聞かず降り ていった 入院してたんだコーヒーが運ばれるまでの 間に男がぽつりと言ったえ奥さんが男が 無言で顎を引いたどこが悪いの流算したん だ ブーベの恋人だったと女は映画の名を 思い出した そういう癖があるんだよまだ入院中なの いや昨日帰ってきた 惜しかったわねうむ男は曖昧な声を出した 明日行くよコーヒーが運ばれてきた 何ヶ月だったのと聞くのは嫌味に取られ そうだと思って女は黙り込んだがこの場合 沈黙も意味を持ちそうで言葉を探した知ら なかったわちっとも男が黙ってしまった何 を言っても女が不機嫌になることを知って いるとタバコに火をつけている顔が物語っ ている あの時別れる1つのチャンスだったのかも しれないとその後何度も女は思い出した 寒くないかい男が立ち止まって女を待って いてくれた えいいえあなたそ大丈夫 うんもういいんだ今度の風は立ちが悪いんだって言うよその靴いじゃないか 昨い買ったの特化品で嘘みたいなったの行手から電車が走ってきて 2 人の真横を慈響きを立てて通りすぎていったあの中から見たらあなたと分かるでしょうねあなたの知り合いなら まあね女は男の横に肩を並べた 道幅いっぱいになって当戦部するような形 で歩きながらいつか誰かとこんな線路沿い の細い道を歩いたことがあったような気が してきた 雪の日の翌日で線路にも道端のこれと同じ ような焼き食いの根元にも雪がまだ熱く 残っていた女はゴム底のレインズを履いて いてよく滑りそうになったその度男の体に すがるので男はしまには女の手を取って 歩き出した家いえの屋根も熱く雪を乗せた ままだった雪の反射で辺りは眩しいほど 明るかった あれは誰だっただろうもしかしたら夢だっ たかもしれない女はよく見た夢の場面を 現実の記憶と一緒にして覚え込んでしまう 癖があった 不に2人の左手でりんりんりんと生えた鈴 の根が鳴り響いた踏むりの信号例の音だっ た今度は背後から電車が走ってきて2人を 追い越して走っていく線路の行手に次の駅 のプラットフォームが小さく見えてきた プラットフォームにいる人影も街棒を立て たように見えている 踏切りを通りすぎると道幅が少しゆったり して右側の家えは向きを変え前向きになっ て並んでいる真口の狭い商店がどうやら次 の駅まで続いているようだった 喉乾かないかえ少しこの先に喫茶店でも ラーメ屋でもあるそこまで歩こう女は頷い た 男の病気中の心細さや心配を思い出すと このままこの道の果てまで男と歩き続けて 痛いような安らぎがあった 家は小さいながらそれぞれの商品を並べて 道を通る人間に声をかけそうな表情だった がどの家にも店番らしい人の影もほとんど なかった どこかから赤子の鳴き声が聞こえてくる 赤ん坊は生まれてまで数も経っていない らしく鳴き声が子猫の鳴き声と区別がつか ないようだった 髪が随分伸びたわね女は思いついたまま 言ったうん大方1ヶ月近く屋に行かない から今日床屋行くって出てきたんだ散発 すると風ぶり返すことがあってよもう 大丈夫だよ気持ちが悪いよこれ じゃ外へ出るのは初めてなのそうだよ電話 くれた時は外からじゃなかったのうちだっ た買い物に出かけていなかった時なんだ男 の話の中には妻が守護になる時はいつでも さりげなく守護は省かれている 俺はいつでも不思議に思うんだ けど女は男が何を言い出すのかと思って 緊張した ああいう家を見るたびにさ男が女の肩越し に首を横にして顎でその店をしゃくって 見せた文房具屋と駄菓し屋に挟まれて 小さいながらウィンドを持ったご服屋が あった ご服屋というより布ジ屋と言った方が ふさわしいような店でよく田舎の街道筋 などでそんな店を見かけた店の奥の棚に 巻いた布団側の布字地や霧売りのメリンス の布の巻き物が積み重ねてあり旅やさ田紐 や肌などが雑然と置かれている縫い上げた 子供用の吹きの熱い反転やちゃんが首吊り になって下げられているウインドには ほんの23タ物が広げてかけてありその 背後には京都らしい庭で晴れぎを着た女優 の優前のポスターが貼り付けられている店 の中は暗くケースの奥で顔色の悪い妊婦の ようにむくんだ顔の中年の女が警糸を編み ながら見番をしていた こんな店で商売が成り立つのかねここに あるような品は誰だってレパートとか もっとちゃんとした大きな店で買うんじゃ ないかねこんな店へわざわざここにある ような品物を買いに来る人間がいるかね 本当に不思議だと思うよ 女は表紙の怪我して男の顔を見返りもし なかったと思わないかい男はなぜか必要に その話題にこだわろうとするもうその店は 通りすぎ2人はせ米屋の前に差しかかって いた低と書いたτά風な看板が薄れている 真口の極度に狭い家の奥から香ばしい餅の 焼ける匂いがしていった美味しいかしらと 言ったが男が返事をしないで行きすぎるの で女も通りすぎながらさっきの男の問いに 答えた 私はそんなことを考えてみたこともないわ そうかな俺は本当に不思議だなあんな店で 買うかなローラだっていいじゃないの そんなことと言いたい気持ちを抑え込んだ 女は言うでも急にさ田紐が欲しくなったり さらしが必要になったりする時ああいう店 って長方よいちいちデパートへ行って買う ほどのものじゃないものそんなもので 成り立っていくかねどうせ収益だって霊祭 だろうそんなものじゃさあ知らないわ私男 が病気の間もし元気になった男にあったら ただそれだけでありがたく嬉しく思う だろう会った時はあれもこれも話そうと心 に畳み込んでおいたことの全てがくすぼっ た煙のように胸に向せて女はその煙に 染みるように涙が出そうになった 昨いの夜ひょっこり立ち出てきた名のして いった話が何の関連もなく思い出されてき た 名は結婚に失敗しても故郷に帰りたがらず 銀座の要塞店に務めて1人アパート暮らし をしているのだった近くへ仮抜いに来た からと言って寄っていった アパート探してるのよ今のところとても 居心地はいいんだけれどやっぱり遠いん ですものねそんな話から入っていって名は もう4年臨室同士に住んでいる女の話を 始めたのだった 2号さんなのよ私はお目かけさんや2号さ んっていうのはなんとなく色っぽくて綺麗 な人だと思い込んでいたからそのおばさん がそうだとは最初全く思えなかったのだっ ておよそお化け化粧もないしサバサバし てるんだものみりも構わないし万事に 投げやりなのあんまり会いそうのいい方で もないしどっちかと言えば人見知りする方 だし人嫌いの方なの何しろ6部屋しかない ちっちゃなアパートだから住人は家でも みんな顔見れになるし付き合いなしって いかないのよましして私たちは隣同士だし おばさんは私の部屋の前を通らなきゃ玄関 へ出られないんだから自然お互い何もかも 分かってしまう隣の女の部屋へは確実に男 が訪ねてきた名は女の夫だとばかり 思い込んでいたが男はアパートから歩いて 20分ほどの大通りにある幹物屋の主人 だった 勤めている名がアパートに帰ってくる頃男 は1日起きに必ず女の部屋にいた 夜11時が来ると男は女の部屋から帰って いく気がついてみると男は雨が降っても 大雪でも必ず確実に通うことを怠ったこと はなかった 男が来ない時は旅に出ているか寝込んで しまうほどの病気の時に限られていった 自然にそうした事情が名にも分かってきた 頃連の女の方でも名が出戻りのすでに人生 につまづいた女だと分かって急に心の かき根を解いたような近づき方を見せてき た 男の来ない日隣の女はお辛の煮けや野菜の 煮目など差し入れてくれるようになった が病気で寝込んだりすると男が来ている夜 でも何くれとなく心を使って見ってくれる のだった女が昔神楽坂でゲ者に出ていた こともゲ者に出て間もなく着いた客が今の 男でまだ男も若かったし親の台で金の自由 にならない時だったから王者が立ちまち不 十になり一時は駆け落ちまでしてしまった こと 結局女は男に引かされはしたものの男は親 の決めた嫁を迎えなければならなかった 女の20十歳の年から47の今年まで男は 新婚の頃も妻の出産の間も確実に来ると いう置き手を破ったことは1度もなかった 女より5つ年上だという男は今では活復の いい中年男になっていて女より帰って3つ 4つ若く見える 女は名がそのアパートに越していった年 入院して子宮禁種の手術を受けていた 女でも亡くなった私のところへ通ってくる と思うでしょう私だってそう思うんだもの でももう28年もになれば惚れた晴れ たっていう感情なんか塔にさらされて しまっていてただ習慣みたいなもんですよ 毎日歯を磨いたり便所に入ったりするのと 同じようであの人にとって1日起きにここ へ来るのは義務というより週慣なんですよ 本人は義りがいだと言ってますけれどもね 義だって28年も続ければ大したもんじゃ ない かって玉坂が自慢するんですよどういう 気持ちなのか私にも分からないわね 初めて会ったのが18の年だったからあの 人は私の一生を自分のためにダメにしたと 言ってその責任は取るって言うんですけど ね長い間には死んじまいりたい時も殺して やりたい時もあったけれど人間って忘れ ますね嫌になるほど忘れてしまうんですね 向こうの家でもう息子さんや嬢ちゃんが 大学や高校だから何もかも知っているよう だけれどどうってこともないようですしね これでどっちが先に死ぬのかまだあの人の お父さんが達で頑張ってるから私に家の1 件も立ててくれないんですよでももう私も 家なんか欲しいとも思わなくなりましたね おかしな話だけれど 男と女のことなんてもう4年来ほんの玉坂 であの人は店が終わってから来て夕飯を私 と一緒に食べて寝転んでテレビを見て11 時が来たら帰っていくそれだけのことなん です ええ1度も止まったことがないんですそれ だけで向こうのお父さんも見て見ぬふりを 30年近く通してくれてるんでしょうね 私の方ですかさあこんなの惚れてる でしょうかね めは隣の女の口調で話を終わってから言葉 を足した正直言って2人を見ていると 気のどくとか痛ましいとかって感じは男の 方にするのよおかしなもんでしょあんまり 長い再月のことだから今じゃもうあの界隈 の人は大抵知ってるそうだけれど今や美団 みたいに語り継がれているんですって 喋りたいだけ喋ると名は電話を貸してと いい廊下の電話をかけに行き化粧直しをし てさっさと出ていった 女はその晩夢を見た 病院のベッドに女が横たわっていたその女 が自分のようでもあり会ったことのないの 話の中の女のようでもあった 男が入ってきて女のベッドの脇に黙って 立った 見てきたのと女が聞いたうん綺麗なもの だったよ子宮ってびっくりするほど綺麗な ものだねと男が言うどんな色新しい牛肉 みたいなんだおかしな言い方だけれど 食べるとさぞうまかろうと思うような新鮮 な感じなんだよ嫌だわと言って笑おうとし て女は突然泣き出した男は女の涙を極度に 嫌がるので泣いてはいけない泣いてはいけ ないと慌てれば慌てるほど涙は吹き上げて きてとめようもなかった女はもうしまいに は夜けになって思いっきり声をあげて泣い てしまおうと思った 目が覚めた 時は本当に涙で本を濡らしていて驚いた 反射的に手のひで下腹を撫でていた滑らか な皮膚にはまだ盲の傷跡1つなく女の手の ひにも指にも弾力を押し返してきた そっちは変わったことなかったのかいと男 が言ったええ別にあそうそう課長が静岡へ 移ったのいつか話したでしょ意地の悪い人 うん男は気のない返事を返した足丈夫なん だ ねえ相当あるんだよこれでこの沿線はね駅 から駅の間が1kg半平均なんだここは 長くて 1.807kmあるんだ約1里の1/3 以上だよあらそんなにあるの新しい靴だと 痛いだろ ちっとも1 人で歩くとこれで相当あるもんだよ [音楽] そうかもしれないわね駅がもう目の前に見えてきたプラットフォームの人影がはっきり目に入る駅前の花屋につきに巻いた菊の花が先で開けられている 目に染みる菊の黄色がようやく忍び寄って きた黄昏れの色を弾き返すように輝いた 入ろうとも言わず男が不に小さな喫茶点の ドアを肩で押した 後に続こうとした女の背合を自響きを立て て電車が駅へ走り込んでいった 選び抜かれたとっておきの作朗読 文芸ホラーリラーサイコサスペンス生に潜むステリアスな空間の数々おすすめはよろしかったらチャンネル登録ボタンを押してください うん
#文学 #朗読 #瀬戸内晴美
28年間も続いた作家との不倫が深まって
いた頃…..。
女である事を深く掘り進めた純文学的
短編です。
おぼろげな男と女の関係にあこがれていた
作者本人が最も好きな作品だったと、
姪御さんである作家 長尾玲子さんから
伺いました。
確かに細やかな女心を浮彫にした作品です。
@名作朗読チャンネルBun-Gei
—————————————————————
瀬戸内晴美(寂聴)1922~2021
徳島県徳島市生まれ。
東京女子大学国語専攻部 学位は文学士。
天台宗 尼僧 僧位は大僧正。
生きることは愛することを、座右の銘に。
数多の人生遍歴を重ね今も尚、前を見続けている姿勢は感動的だ。
作家としても、これまで多数の著作により多くの文学賞を受賞。
いち早く「ケータイ小説」のジャンルにも進出し、
新境地へのチャレンジ精神は旺盛そのものだ。
—————————————————————
ケリー・シラトリ(けりー・しらとり)
1961年 東京生まれ。
メディアクリエーター・女優・作家
幼少期より劇団に所属、子役として舞台等で活躍。
文化放送アナウンススクール卒業。
学生時代はラジオ・TV等放送局でアシスタントとして活躍。
海外生活に長け文筆家としてコラム・エッセイなど多数掲載。
FM局MC、司会業、朗読会等多数。
パロディ、バラエティ、ミステリーまでこなす実力派女優。
現在は作家・シナリオライター・放送作家として幅広く活躍中。

1件のコメント
瀬戸ファンですが、ケリーさんの朗読が好きです。何故か心が穏やかな気分になりよ~ん♪