監督兼脚本家のマット・リーヴスと、共同で脚本を担当するマットソン・トムリンが、長らく製作が続けられているロバート・パティンソン主演の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』続編の脚本を完成させた。

リーヴスとトムリンは脚本が完成したと明言するには至っていないが、Varietyによると、実際には完成しているという。とはいえ、今回のニュースはそれほど驚くことではない。というのも、先週、DCスタジオの共同CEOを務めるジェームズ・ガンがEntertainment Weeklyに対し、今月末までに脚本のチェックができる見込みだと語っていたからだ。

「かなりいい感じですよ」とガンは当時述べている。「マットもワクワクしています。いつも彼と話をしてるんです。すごく楽しみで。早く脚本を読みたいのですが、まだなんです」

2022年3月に公開された『THE BATMAN-ザ・バットマン-』はゴッサム・シティを荒々しく描き、瞬く間に新旧のコミック原作映画ファンからの人気を獲得した。批評家からも絶賛され(IGN USのレビューでは10点満点を獲得)、興行成績も好調だった。Box Office Mojoによると、同作の全世界興行収入は7億7224万5583ドル(現在のレートで約1118億円)を記録している。

これほどの熱狂を巻き起こしたことから、ファンはその先の展開を今か今かと待っていた。その間には、コリン・ファレル演じるオズワルド・コブを主人公にしたサイドストーリーを描く、Maxのスピンオフドラマ『THE PENGUINーザ・ペンギンー』が公開されたが、DCは『THE BATMAN-ザ・バットマン-』にふさわしい続編を見つけようと手を尽くしていた。

そんななかガンは、リーヴスらがじっくりと時間をかけても構わないと考えている。

「みんな落ち着くべきですね。マットが必要な時間をかけて脚本を書かせてやってほしいんです」とガンは言う。「そういうものですから。みんな前作を気に入ったんだから、何も借りはない。マットのおかげで良い映画になったわけでしょう。だから彼のやりやすいようにやらせてあげてください」

度重なる延期を経て、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の続編は2027年10月1日に米国公開予定。「バットマン」関連作としては、新たなDCユニバースの映画として『The Brave and the Bold(原題)』も予定されているが、こちらはロバート・パティンソン版ではなく新しいバージョンのブルース・ウェインが登場するそうだ。「バットマン」から2つの大作映画が企画中でありながら、まだ多くの詳細が固まっていないなかで、ガン自身も、バットマンが今のDCで最大の懸念だと語っていた。

THE BATMAN-ザ・バットマン-

2022年
監督:マット・リーヴス
出演:ロバート・パティンソン、ゾーイ・クラヴィッツ、ポール・ダノ

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