ILLUSTRATION : TOMOKO B. IWAWAKI
「WWDJAPAN」には美容ジャーナリストの齋藤薫さんによる連載「ビューティ業界へのオピニオン」がある。長年ビューティ業界に携わり化粧品メーカーからも絶大な信頼を得る美容ジャーナリストの齋藤さんがビューティ業界をさらに盛り立てるべく、さまざまな視点からの思いや提案が込められた内容は必見だ。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月23日号からの抜粋です)
今、一般の女性誌でも、美容医療についてごくごく普通に取り上げるようになって、ここまで身近になったか?と、良くも悪くも感慨深いが、そういう意味でも非常にインパクトがあったのが、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)の告白。以前から豊胸手術をうわさされてきた人だが、先ごろTikTokで、言うならばあっけなく認めたのだ。それも彼女のファンが、「あなたのように美しいバストになりたいのだけれど、その方法を教えて! お願い!」と投稿、これに対し明快にこう答えている。「445cc、中くらいのサイズで、半分は筋肉の下に! シリコン! ガース・フィッシャー! お役に立てばいいけれど(笑)」と。実は、これが大バズり。と同時に、あけっぴろげな“公表”自体が絶賛を集めているのだ。
カイリー・ジェンナーは、いわゆるカーダシアン一族の1人で、10歳の頃からリアリティー番組に出演しており、立ち上げた化粧品が、空前の大ヒット。若干21歳で世界長者番付で最年少のビリオネアになっている。そして近頃は、ハリウッドの新しいキング、ティモシー・シャラメとの交際が何より話題で、常に注目の的であるだけに、少女の頃との顔立ちや体形の変化が度々話題になり、気の毒だけれども、あちこちの整形疑惑が何度も報道されている。
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